島袋 常秀(しまぶくろ つねひで)
1948年生まれ。父、島袋常恵氏に師事。
1975年、常秀工房設立。
1987年読谷村に移転、金城次郎窯を共同窯として使用。
壺屋焼きの伝統的な手法を守りつつ、新しい色、斬新な形の器など次々と挑戦。特に呉須(ごす)を使った藍色は見る者を魅了する。コバルトやオーグスヤーの釉薬、唐草の絵付け、ロウ抜きなど、コーヒーカップやマグカップ、ボウルなど今求められるものも作陶。次世代への伝承にも尽力。常に使う者の側に立ち、民藝の精神である用の美を追求している。
2002年に沖縄県芸術大学工芸科教授に就任。
沖縄タイムス芸術選賞など受賞多数。
【陶器にの取り扱いについて】
陶器をご使用になられる前に「目止め」をされますと、でんぷん質が器を覆うことによって色素や油がしみにくくあります。ただし、「目止め」はやらなくても器に何の問題もございません。
陶器は吸水性があり、汚れがしみ込みやすい性質を持っているので「目止め」をしたからと言って完璧に目が埋まるわけではないことをご理解くださいませ。
-目止めの方法-
(1)鍋にお米のとぎ汁、もしくは小麦粉を溶いた水を器が隠れるくらい入れます。
(2)20分ほど弱火で茶沸します。
(3)鍋ごと冷ましてから器を洗い自然乾燥させます。
(重ね焼きの「蛇の目」について)
お皿や碗の内側にある、丸く釉薬を削り取ったところを「蛇の目」と呼びます。これは登り窯などで陶器を重ねて焼くためには必要不可欠な沖縄の伝統的な技法になります。
「蛇の目」の部分は釉薬で覆われていないため、しみがついたり変色することがあります。長い時間使用しているうちに、落ち着いた雰囲気になります。経年変化を是非お楽しみください。
-貫入-
陶器の焼性後、器を冷ます過程において発生する釉薬層のヒビです。
-ピンホール-
焼成などの作業工程において器の生地や釉薬に含まれる空気やガスが内部から外部へ噴出す時に発生する小さな穴です。
※貫入やピンホールなどによるヒビや穴は「割れ」ではございませんので、ご使用に問題はありません。
-陶器の過熱器具使用について-
※電子レンジ、食洗器:可能
※オーブン:不可
【お届けまで】
※1ヵ月でお届けできる場合もありますが、窯焚きが年に数回のためタイミングにより2〜5ヶ月お待たせする場合があります。
提供元:読谷壺屋焼 常秀工房
※特産品は月末締め集計後に発送のため、最長5ヶ月程お時間を頂いております。
また特産品によって準備が出来次第の発送もございますのでご理解のほど宜しくお願い致します。