天星酒造が長年の醸造研究から開発した「早垂蒸留」は、
焼酎の風味、香りのバランスが最も整った部分を抽出する技法。
その技法から生み出される焼酎は、通常の約半分と極少量となるものの極めて上質。
天星宝醇赤は、この技法により42度という高濃度でありながらロックやストレートといった
飲み方で一層風味際立つ酒質に仕上げています。
主原料であるさつまいもは製菓用として評価の高い品種「紅隼人」を使用。
紅隼人芋のもつ南国果実のような爽やかな香りと、ほっこりとしたさつまいも本来の味わいを
早垂蒸留により磨き上げました。
「東京ウイスキー &スピリッツコンペティション」(主催・ TWSC実行委員会)は、日本初のウイスキー&スピリッツの品評会です。 第 2回目となった2020年の昨年からは焼酎部門を新設し、2021年の今年は日本全国 から 255点の出品がありました。銘柄を伏せて鑑定する厳正な審査 (ブラインドテイスティング で、最高金賞 17点をはじめ、金賞 64点、銀賞 100点、銅賞 40点を決定しました。 焼酎は日本を代表するスピリッツです。焼酎の海外市場進出の後押しとなるよう、洋酒の専門家を交えて審査をしました。
近年ウイスキーやスピリッツはかつてないほど注目を集めています。日本では、2016年から「クラフト蒸留所ブーム」といわれるほど、各地に蒸留所が誕生しました。それは日本国内に限ったことではなく、本場スコットランドやアイルランド、ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、そして台湾、インドとアジア各国にも広がっています。
日本は世界中のウイスキーやスピリッツが集まり、また自国でも高品質なウイスキー、スピリッツが造られています。それらはイギリスやアメリカで開催されている酒類の品評会で数々の賞を受賞し、世界でも「ジャパニーズウイスキー」「ジャパニーズスピリッツ」はカテゴリーのひとつとして認められています。 ただし、「世界が日本を評価する」ことはありましたが、「日本が世界を評価する」ことはありませんでした。そこで TWSCは、日本で審査を行うことで世界の目を日本に集め、日本の酒類のさらなる品質向上や酒文化の振興につなげようと、2019年に始まりました。審査員に銘柄を知らせることなく、ブラインドテイスティングで評価を決める厳正で公平な審査が特徴です。通常審査(一次審査では、1アイテム当たり1114人がテイスティングをして100点満点で点数を付け、平均点で評価をします。
大崎菱田の地は大昔は岬の先端にある中洲でした。そこに約2万5千年前に姶良カルデラの巨大噴火でシラス(白砂)が100m以上も降り積もり今の地形になりました。
天星酒造は丁度その中洲の上辺りに位置します。
現在、地下を掘り下げると表土の下に約80mのシラス層があり、その下に砂の層、更に掘り下げると砂利層があります。
水脈は大隅半島で一番高い高隈山から、菱田の海岸まで菱田川沿いに注いでいます。
菱田の地下水は表土・シラス層・砂層・砂利層の地下に悠久の時をかけて100mも浸み込み天然の濾過層を通って超軟水の地下水が造られます。
天星酒造ではこの砂利層まで掘り下げて地下水を汲み上げ、仕込水から割水までを全てこの地下水でまかなっております。