【洗顔後のマッサージに 「綾の小石丸」の繭サック】
上質な絹は、上質な繭であることから始まります。
私たちが30年以上にわたり育て続けてきた『綾の小石丸』
この繭を3個セットでお届けします。週に1度、お湯に浸して定期的なフェイスケアにお使いください。
繭に含まれるタンパク質は保湿効果に優れているため、入浴中や洗顔後、繭でのマッサージがおすすめです。
繭1つで2-3回の使用を目安にどうぞ。
【小石丸について】
私たちが育てるのは、原種と言われる『小石丸』という蚕です。
皇居でも養蚕されていおり、細心の注意で育てた蚕は俵型の小さな繭、極細の糸を創ります。
その蚕から作られる繭は、着物業界やアパレル業界だけではなく、今や美容業界でも非常に注目されております。
このかわいい名前のついた蚕。日本古来の在来種の蚕です。
「小石丸(こいしまる)」は蚕の中で最も細い糸をはき、艶があって張力が強く、けば立たないなど優れた特性を持っています。しかしあまりにも小さく繭糸量が少ないため経済性にかけるとの理由で姿を消しました。“幻の絹”と伝説化されるのはそのためです。
軽く、柔らかく、しなやかで、薄くてもあたたかい、美しい艶、天女の羽衣と呼ばれるにふさわしい、絹本来の全ての良さを最高のレベルで併せ持つのがこの小石丸なのです。
現在の養蚕と絹製品のほとんどを占めている交雑種は、収量を増やすことを目的に育種されたもので、繭は大きく、糸は太くなります。絹は重さで取引されたため、ほとんどの養蚕家がこちらを選びました。このような糸から作られた絹製品は、重たい、擦り切れやすい、風合いが乏しい、大味な着心地など、もともとの絹の良さからはかけ離れていくものでした。それは例えば経済性を優先するあまり、味や風味を無視してとにかく収量が上がる品種を開発し続けた、水っぽい味の野菜のようです。現在手に入る中国産の絹で作られた着物や、国産でも容易に手に入る着物は、昔の人が着ていた着物とは別物なのです。絹だからいいのではなく、小石丸だからいい絹・いい衣となるのです。