彫刻技術で生み出される独自のフォルムが美しい、WANCHERの「世界樹万年筆」。
銘木素材ならではの魅力を持つ世界樹万年筆を、さらに日本の伝統工芸・会津塗で彩った
「世界樹 会津塗」をご紹介します。
時間をかけた塗り重ねからなる漆塗。
日本の漆塗が、歴史的にも伝統技術としても価値のある存在であることを疑う人はいません。
じつは、漆塗には美術品としての価値にも劣らない多くの特性があることをご存じでしょうか?
漆は水分を多く含み、木地へ強力に吸着したあとは非常にはがれにくいうえ、酸や油分に強く劣化もしにくいという高い耐久性があります。
また、本革のように「使い込むほどに透明感とツヤが増していく」という特性は天然素材ならでは。
人々の目を楽しませながら日々の使用に永く耐える、という食器の役目を漆器が担うことが多いのはこのためです。
このメリットは筆記具にも生かされます。
漆塗の筆記具は工芸品の美しさを増しながら、実用品として永く人に寄り添い続けていきます。
「世界樹 津軽塗」は天然木を削り出して作った「世界樹万年筆」に、伝統工芸作家による会津塗を1本1本、手作業にて施しています。
仕上げにごまかしがきかないのは、その究極にシンプルな形状だけではなく塗の技術にもいえることです。
400年以上にわたる歴史の中で常に人を魅了し尊重され、保護されてきた会津塗の技術。
「世界樹 会津塗」では、会津塗技法のなかでも透明感のある漆を用いる技法で仕上げられており、
世界樹万年筆の特長である木の温かみを損ねることなく、他では決して表せない唯一の美を表現しています。
素朴なフォルムに、塗ならではの肉厚な手ざわり。
ほかでは味わえない華やかさ、渋さ、そしてぬくもりを「世界樹 会津塗」で永くお楽しみください。
豊後高田市宮町で万年筆等の販売・製造をする「株式会社ワンチャー」が、経済産業省の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」2019に選定されました。
この賞は、経営資源の有効活用等による生産性向上、積極的な海外展開や多様な人材活用等、様々な分野で活躍する中小企業・小規模事業者を全国から300社選定するものです。
同社は、海外の販売代理店やウェブサイトを利用して、万年筆をはじめとした文房具等を世界各国に輸出。近年では世界の伝統技術を組み合わせた自社ブランドの万年筆を製造し、高い付加価値により他社製品との差別化を図っています。
また、外国人材を積極的に採用し、伝統技術の発掘や販路開拓に成果をあげており、こうした取組が高く評価されました。
2019年7月4日、同社の岡垣太造社長と社員のお二人が、市役所高田庁舎を訪れ、佐々木市長に受賞報告をしました。
岡垣社長は「最近では“書く”文化が薄れてきており、特に若い人は万年筆を使わなくなってきていますが、まだ世界には、昔から使っている人や、装飾品としてコレクションする人等、多くの需要があります。自社のある豊後高田昭和の町のレトロなイメージは、万年筆とマッチしており、その後押しもあって、万年筆の海外販売という分野では日本で一番のシェアになりました。また、現在は社員8人のうち5人が元留学生等の外国人で、大きな力になっています。外国人にも住みやすいまちづくりをしていただき、ありがとうございます」とあいさつ。
佐々木市長は「市内の企業がこうした素晴らしい賞を受賞し、地元から世界へ羽ばたくことは大変素晴らしいことです。おめでとうございます」と祝福しました。
豊後高田市では、これまで重点施策として「人口増施策」や「子育て支援の充実」に取り組んできました。
こうした取組は、平成26年から平成30年まで5年連続の社会増を達成するなど成果として着実に表れています。
平成30年4月からは、子育てにかかる経済的な負担を軽減するために「高校生までの医療費」と「幼稚園・小学校・中学校の給食費」を同時に無料化しました。
平成31年4月からは、市内保育園の保育料・市内幼稚園の授業料の完全無料化、より充実した子育て応援誕生祝い金制度をスタートしました。
市レベルの子育て支援施策としては、全国トップクラスの取組を進め、まちの宝である"子どもたちの笑顔があふれるまち"をめざします。
豊後高田市の確かな未来を創るための、これら子育て支援策の財源は「ふるさと納税」を活用させていただきたいと考えています。
どうぞ、全国の皆様の心温まる応援をよろしくお願いいたします。