「油で揚げるのは後片付けが面倒くさいなあ…」
とお悩みのそこのアナタへ朗報です!
この「太刀魚フライ」…焼いてもウマいんです!!
もちろん揚げるとサクサクして、フライっぽさ満点ですし、最高にウマいです…が!!しかし!!
フライパンで焼いてあげると、太刀魚の旨味を更に感じることができ、これはこれでウマいのであります!!
どちらにしても、下味をつけているため、何もつけなくても美味しく召し上がっていただけますよ★
当店は、大分県臼杵市の最東端に位置する泊ヶ内(とまりがうち)漁港に加工場を構えております。
泊ヶ内は小さな漁村で、九州エリアに多く存在するリアス式海岸の入り江に代々の先祖たちが移り住んだとされ、その多くが漁業を営み生計を立ててきました。
昭和50年後半ごろから太刀魚漁が盛んになり、大分県の太刀魚の漁獲量が全国でも上位を占め、そのほとんどは泊ヶ内の水揚げであったと云われています。また、太刀魚は昔から非常に高値で取引され、一代で財を成した漁師も少なくなく、大変潤った時代もありました。
現在も臼杵の太刀魚は福岡市場まで輸送され韓国に高値で取引されているため、自らブランド化せずとも、その品質の高さから市場でも臼杵の太刀魚は最高級品と称されています。
しかしながら、漁獲量は昭和58年をピークに徐々に衰退してきております。大きな理由として、巻き網による乱獲や水温の上昇によるもので、太刀魚の漁獲域、産卵場所までもが縮小の一途をたどっており、水揚げとしては最盛期の7分の1まで減少しました。また、漁師の高齢化や後継者不足の問題も重なり、漁業の衰退により拍車がかかっております。
この現状を打破するのは非常に困難ですが、少しでも希望の光を灯すべく、私自身東京からUターンし両親の営む太刀魚漁を手伝うことと並行し、6次産業に着手することを決意しました。
貴重な資源である太刀魚を皆さまに召し上がってほしいという一心で、この太刀魚フライを作っております。
また、臼杵を元気にしたいという想いも人一倍です。
どうぞ皆さま、臼杵の味をご堪能ください。
太刀魚屋
店主 廣戸 俊彦