釜炒り茶ティーバッグ(2g×22袋)×3パック
400年の歴史を持ち、かつては佐伯藩の殿様にも献上されていたという「因尾茶(いんびちゃ)」。それは、佐伯市本匠地区の中でも、もっとも奥深い因尾の畑で育ちます。寒暖の差が激しく清流からの朝霧がかかる因尾地区は、茶葉の栽培に適した地形と気候がそろった静かな茶どころです。小野農園は自園自製。自社のお茶を因尾釜茶加工施設で製茶しています。
「よいお茶を作るには、畑で茶葉とのコミュニケーションが必要です。」と語る小野さんは、頻繁に畑に足を運び、茶葉が欲しがる栄養を土に与えて茶葉を栽培し、最適な時期を見逃さずに茶摘みをします。
「緑茶には、蒸して発酵を止める蒸し製法と釜で炒って発酵を止める釜炒り製法の2種類があるんです。釜炒り茶は鉄製の釜を直火でいることにより、「釜香」と呼ばれる香ばしさが引き立ち、豊かな旨味のお茶に仕上がります。特に水分の多い若葉摘み(一芯三葉)で加工した茶葉は品質の良いお茶ができるんです。今、全国で作られる9割以上は蒸し製法です。因尾茶のような釜炒り茶は、佐伯市では普通に手に入りますが、都会ではなかなか手に入らない貴重品なんですよ」と小野さんは話します。
大分県佐伯市本匠。標高300m〜500mの山間部に小野農園の茶畑はあります。近くには国指定天然記念物「小半(おながら)鐘乳洞」や地域のシンボル18mの「大水車」があります。
初夏にはホタルが乱舞し、大分県の一級河川「番匠川」は古くから飲料水や農業用水として人々の暮らしに恵みを与えています。
釜炒り茶は香りが高くさっぱりとした渋みと豊かな旨みが特徴です。ぜひこの機会にご賞味ください。