黒川温泉は遠く福岡県まで注ぐ筑後川の源流域、奥阿蘇の渓流沿いに位置する、30軒の旅館が寄り添う小さな温泉郷です。
【黒川温泉ー旅館 (くろかわおんせんいちりょかん)】という地域理念をもとに『入湯手形の導入』『景観づくり活動』『共同資源の活用』という3つの施策に地域一丸となって取り組んできました。その中で「景観づくり活動」として温泉街に2約万本の植樹を行い、現在は景観メンテナンスや一斉清掃などで景観を維持・管理しています。
今年で8回目の開催になる黒川温泉の『湯あかり』。元は放置竹林による「竹害(ちくがい)※1」から地域の環境 · 景親を守るため、竹の間伐・再生活動の一環として始まりました。今では黒川温泉の冬の風物詩となっており、 竹の灯り揺らめく幻想的な世界が皆様に喜ばれております。
※1.竹害とは
現在、日本各地で問題となっている竹害。黒川温泉でも例外ではなく放置竹林は多く存在します。成長の速い竹は持続的な維持管理を行わないと他の木々を枯らし、里山の環境を脅かすのです。
黒川温泉では環境維持のため竹林の間伐、再生に取り組んでいますが、今回の「湯あかり」も、こういった活動の一環として計画されました。竹灯篭の使用後は平野台の炭窯で竹炭を作り、また粉砕されたものは、肥料や地面のクッション材としても利用できます。このように竹を循環させる事で、現在の黒川温泉、引いては南小国町の美しい環境を守る事に繋がっています。
上記の取り組みを今後も維持していく為の活動資金を募りたいと考え、気持ちばかりでは御座いますが、お礼の品として、「黒川温泉オリジナル入浴剤」+「黒川温泉オリジナル防水巾着」+「お礼状」をお届け致します。
頂いた寄附を原資に、地域で8年続く「湯あかり」活動をはじめ、景観メンテナンスや一斉清掃など、これからも黒川温泉の景観づくりに有効活用させて頂きます。