1765(明和2)年創業、県内でも有数の老舗の窯元です。初代より海鼠釉(なまこゆう)を用いた生活雑器、花器、茶道具等を制作。
釉薬を二重掛けして発色させることで、色の複雑さと深みを出すことを特徴としています。天草の土を掘って生地にし、釉薬の原料となる土灰やワラ灰も自家製のものを使用。手間はかかりますが天草の風土に根ざしたものづくりを心掛けています。
伝統工芸とは、代々培われてきた技術・ものづくりの精神の継承のみならず、それらを発展させ、時代にシンクロする部分も併せ持つことで、時代を乗り越えまた次の時代へと続いていけるものだと考えます。今の時代のものづくりとは何かを考え、かたちとして表現していきたいです。