素材の車海老の育成には、天然にも負けない甘みと旨味を出すために貝類などの生エサを与えています。
しかし、生エサを与えることでいけす内の水質が悪化して成長や病気にかかりやすくなってしまうため、
毎日ダイビングスーツを着て潜り、いけす内の汚れやゴミをポンプを使用して手作業で吸引し、厳重に水質管理をして、手間と時間をかけて育てました。
年末の最盛期には、普段は会社勤めしている親戚、子供たち総出で年末に水揚げ、出荷作業を手伝ってくれます。
車海老畜養発祥の地、天草の維和島に面した自然溢れる宇城市の戸馳島で、水温も夏は30℃を超え、冬は7℃程度と、身の引き締まったプリップリの車海老を生産するのに適した環境です。
車海老の養殖一筋55年、新しい養殖技術を柔軟に取り入れ、ただ海老を作るのではなく、どうすれば味がよく身の引き締まった最高の車海老ができるかを、エサから見直し改善を重ね車海老の養殖に取り組んでおります。
鮮度の高い車海老を素材に使用して、当社での保存は-35℃以下の、品質がほとんど劣化しない温度帯で管理し、通年で変わらない鮮度の車海老の味噌漬けを取り扱っております。
2021年8月に自社工場を建設し、第一弾の加工品として車海老の味噌漬を販売開始しました。
商品の研究、開発を進め、加工品のバリエーションを今後は増やして行きたいと考えております。
ふるさと納税で、今まで食べた車海老よりとても甘みがあり美味しかったと直接ご注文頂く事が増えました。
味にこだわった飼料や生エサの配分など、通常のエサのみに比べコストは上がりますが、これまで以上に喜んでもらえるよう研究開発を重ねていきたいと思います。