貝類などの生エサを与える事で、天然にも負けない甘みと旨味がでますが、生エサを与えると、いけす内の水質が悪化し、成長や病気にかかりやすくなったりします。
毎日ダイビングスーツを着て潜って、いけす内の汚れやゴミを手作業でポンプで吸引し、厳重に水質管理をして、手間と時間をかけて育てました。
年末の最盛期には、普段は会社勤めしている親戚、子供たち総出で冬休みに年末の忙しい中、水揚げ、出荷作業を手伝ってくれます。
車海老畜養発祥の地、天草の維和島に面した自然溢れる宇城市の戸馳島で、水温も夏は30℃、冬は7℃程度と、身の引き締まったプリっぷりの車海老を生産するのに適した環境です。
車海老の養殖一筋55年、新しい養殖技術を柔軟に取り入れ、ただ海老を作るのではなく、どうすれば味がよく身の引き締まった最高の車海老ができるかを、エサから見直し改善を重ね車海老の養殖に取り組んでおります。
11月~12月にベストの状態になるよう育成しておりますので、この時期が最もおいしくお召し上がり頂けます。
車海老を作るだけでなく、今後は車海老の加工品、車海老の漬け丼、車海老のみそ漬けなども現在研究しております。新たな車海老の加工品ができましたら是非ご賞味下さい。
ふるさと納税で、今まで食べた車海老よりとても甘みがあり美味しかったと、直接ご注文頂く事が増えました。
味にこだわった飼料や生エサの配分など、通常のエサのみに比べコストは上がりますが、これまで以上に喜んでもらえるよう研究開発を重ねていきたいと思います。