ご使用いただいた方からの多数のご要望により、刺身包丁は刃先を一部落としております。
こちらは安全性を高めるためでございますのでご了承のうえ、お申し込みください。
刺身は手前から刃先まで全体を使い「引き切り」をするため、他の包丁に比べ刃渡りが長いのが特徴です。
プロ向けのものになると刃渡りが50cm前後になるものもありますが、本品はご家庭用に向け、使い勝手のいいサイズでご用意いたしました。
持ち手部分は、日本の象徴であり比較的耐久性にも優れた桜の木の仕様です。
「さっそく使ってみたところ今までの包丁はなんだったんだと思うような使い心地でした」
「20年以上刺身を引いていますが、非常に良い切れ味です。刺身用の柵への引っかかりは皆無、スッと引けて一発で決まる最高の包丁です」
などなど、嬉しいお声をたくさん頂いております!
森かじやの包丁には無骨という表現がよく似合います。
一見するとスタイリッシュな包丁ですが、触れれば小さなでこぼこがあります。
これも森かじやのこだわり。
「魚を切った時、こいの方が身もくっつかんでしょ」と話す森かじやの2代目保憲さん。
あえての仕上げは、使い勝手を突き詰めた正に”用の美”と言えます。
長崎県大村市松原地区に古くから伝わる包丁や鎌をルーツに持つ、嬉野市塩田の鍛冶屋で修業した森勝郎さん。
昭和43年に包丁や農・漁具、山林の刃物などを手掛ける野鍛冶の「森かじや」を創業しました。
「荒物鍛冶とも言ってお客さんに頼まれたらなんでもしよるとです。商品を並べて待ち構えて売れる時代ではなかけんですね。」
そう話すのは森かじや2代目の保憲さん。
鯨肉やイノシシの解体用、いちごの株切り、桁網漁の爪など、細かなリクエストにより生まれた商品は数知れず。
どれも”もり”と刻まれて、手づくりの温もりに溢れています。
安価な大量生産の商品が出回る現状にも、
「うちのは生鉄にハガネの入った本物。使うほどに味も出るとです。」と保憲さん。
工場の片隅にはメンテナンスを待つ製品が山積みになっております。
どんな要望にも応えるのが町に根付いた鍛冶屋。
いいものを大切に、長いお付き合いをします。
※研ぎ代や送料は別途いただきます。
※包丁の鋼材には「安来鋼の白紙1号」を使用しています。