直売所店長が四季折々に、旬のものを厳選して直送します。セットすべてに島原産の野菜が8~12品と有明海産の海苔、そして極上卵が6個入っています。
日本一といわれる有明海の干満差で磨き上げられた海苔は磯の香りが強く、ツヤがあり、歯ごたえも十分です。大判の焼きのりが10枚パックになっています。
極上卵は、養鶏場を三代に渡って培った経験から生み出された逸品です。こだわりの飼料で育てられた卵の黄身は濃く、トロトロ感と非常に強い甘みが特徴です。
野菜、海苔、極上卵に加えて、セットBとCには島原産の米と素麺も入っています。
雲仙普賢岳のふもと、有明海が見渡せる風光明媚な土地で太陽の陽射しを浴び、ミネラルたっぷりの豊富な清水で育てられた米2kgが入っています。
素麺は1894年に創業し、現在5代目が継承する島原手延べ素麺で、1袋に5束入っています。厳選した国産小麦を熟練の技で仕上げたもので、コシが違います。
セットCはさらに島原で収穫された旬のフルーツが入っています。
島原市街地近くで葉物野菜を栽培している福島ファミリー。有明海を見下ろす畑で親子3代が汗を流しています。地元の農業高校を卒業し、1年間、滋賀県の専門学校で農業を学んだ長男・誉也が就農して2年目になります。
「ばあちゃんと両親と4人で農業をしています。きつい仕事の時もありますが、農業は楽しい方が多いので、毎日が面白いです。」
10月中旬頃からブロッコリーの収穫が始まります。ブロッコリーは花蕾の大きさが10~15㎝になった時が収穫の目安となります。花蕾は短期間で一気に成長します。朝夕でも違うので、こまめなチェックが欠かせません。収穫適期を逃すと、食味がぐんと落ちてしまうので、目配り気配りが大事な野菜です。
※時期により必ずしもブロッコリーが含まれませんのでご注意ください。
父・真一は地元の工業高校機械科を卒業した後、就農しました。
「長男として生まれた時から後継者です。長男が農家を継ぐことは当然でした。就農した頃は丁度バブル期で、種さえ播(ま)けば次々売れる景気がいい時代でした。しかし今は違います。輸入物に押されて当時よりは売れなくなりました。そんな中、息子が農業を継ぐというので嬉しい反面、大変な時期にスタートしたなと、不安にも思いました。」
息子・誉也は「小さい時から農業を手伝ってきました。小さい苗が、どんどん大きく育って実をつける様子を見ていて、楽しい仕事だな~とずっと思っていました。農業をやりたいから、この道を選びました。迷いなどありませんでした。」
1年間、滋賀県の農業専門学校で学んだおかげで友達が増えた誉也は、SNSで密なつながりを全国に持っています。日々、旬の情報を交換し合って、地元の農業を盛り上げています。
就労した息子へ贈った父の言葉
「サラリーマンのように時間に縛られることはない。農業は自給自足!最悪でも食には困ることはない。野菜は生き物だから手を掛けてあげると、きちんと答えてくれる。土づくりはしっかりしているから、作りたいものがあれば挑戦しろ!農業という職業を楽しめ!!」
息子の夢
「今より規模を広げたい。父の経験を学んで、新しい野菜づくりにチャレンジしたい!」
春夏秋冬の野菜には農家魂、そして新規就農者の夢もいっぱい詰まっています。
春夏秋冬は「大地と海の恩恵を受け、深いこだわりで育てられた食材の数々を広く伝えたい」という想いから、2017年にオープンした直売所&お食事処です。季節の移ろいと共に、地元産の野菜、鮮魚、水産加工品などが店頭を飾ります。お食事処では生産者の手作り料理が味わえると人気です。
店づくりは生産者の仲間で行い、4つのことを心掛けています。
1 新鮮・安心・安全を皆さんに届けたい
2 地元の皆さんと共に歩み皆さんから育まれ
3 地域の生産者がともに元気になれる
4 島原半島の皆さんに愛される
「島原のものを全国に広げたい!その発信基地の役割になりたい!」と、みんなで一丸となり頑張っています。私たちの夢は、地元の子供たちや老人会の方が集える場所になり、新たな産業づくりの場所に育っていくことです。
島原から直売所店長が厳選した鮮度抜群の野菜、極上卵、有明海産海苔、手延べ素麺、島原産米、フルーツなどをお届けします。