有田焼の名窯「香蘭社」と吉野ヶ里町のコラボにより実現した限定100セットのお品です。
吉野ヶ里町の町木「山茶花(さざんか)」を絵付けした直径17cmの深みのあるお皿です。
控えめでやさしい色合いである山茶花の淡いブルーが、色んな料理を引き立てます。
ご使用いただく中で“今日もこのお皿に盛りつけたい”と感じて頂けるお品です。
器に施された「リム(縁)」が2つの機能性を持ちます。
(1)リム(縁)に返しが付いているため、スープなどがすくいやすく、要介助者の方でも使いやすいデザイン
(2)リム(縁)付きであることにより、熱い料理を盛り付けても持ちやすい
スープ皿やシチューボウル、そしてサラダ用のボウルとして、色々なシーンにご使用いただけやすい形状です。
初代深川栄左衛門が佐賀県有田町で陶磁器の製造をはじめたのが、江戸文化が花開いた元禄の頃。
およそ三百年前のことです。やがて日本にも近代化の波が訪れ、明治維新の激動期には、
これまで有田焼を支えてきた佐賀鍋島藩の一切の保護と支援を失ってしまいます。
そんな中、八代深川栄左衛門は、当時の選りすぐりの陶工や絵付師、陶商たちを一つにまとめ、
結社をつくりました。それが香蘭社のはじまりです。明治八年の発足以降、世界各国で開かれた万国博で数々の名誉金牌を受賞。海外でその評価を高めるとともに、明治二十九年には、宮内省御用達の栄を授かり今日に及んでいます。
有田色絵磁器の多様な文様を集大成し、時代と共に進化する伝統美は、「香蘭社スタイル」「香蘭社調」と称され、国内外で広く愛されています。