有明海は干満の差が最大6mにもなります。その干満の差を、うまく利用し海苔を作っていきます。潮が満ちている時、海水の中で、栄養分を存分に吸収し、潮が引き海面から露出した時、日光をしっかり浴びて旨みを閉じ込めます。
また、有明海は一級河川である大きな筑後川、矢部川からミネラルを多く含む栄養豊富な水が流れ込みます。その川の真水と海水が混ざり、海苔の養殖に適した低い塩分濃度に調合され、あの口どけ良く、旨みたっぷりの海苔が生まれる有明海を形成しているのです。
海苔は種付けを行い収穫時期には1枚の網から数回摘み取られますが、最初に摘み取った海苔 を「一番摘み海苔」と呼びます。
「一番摘み海苔」の特徴は、やわらかく風味があり上質な海苔になります。
また、有明の海苔はタンパク質、ビタミン、カルシウム、ミネラル、鉄分を豊富に含みます。
「目の前に広がる豊穣の海、有明海。秋になると海苔ひびが広がり、新海苔の時期を迎える。漁火を放ち、職人たちの思いを乗せた船が一斉に海を覆いつくす。」
前海のこの風景が毎年ワクワクさせてくれます。
豊かな干潟の栄養と太陽の光に育まれた有明の海野菜、「海苔」。
是非その味と香りをお召し上がり下さい。心を込めてお届けします。