久留米絣、仏壇、提灯、和紙、木工、竹細工、陶器から、日本酒や八女茶まで。福岡県筑後地方八女周辺では、多種多様なクラフト文化が息づいています。日本全国を見渡しても、ここまで多様なクラフトが一堂に会している土地はそうありません。
その中心部に位置するCraft Inn 手 [té]は、九州の手仕事を体感する宿です。
また、周辺に点在する工房で、ゲスト自身が職人とともに手仕事を体験するための滞在拠点でもあります。
手仕事をより深く体験していただくためのクラフトツアーを多数ご用意しています。
ご希望の方はご予約の際にお問合せください。
(いずれも事前予約制。工房の都合により開催できない日程がございます)
今も町のあちこちで職人たちがものづくりをしている「クラフトの町」八女福島。その魅力を感じていただくため、まずは訪れていただきたい場所を厳選した入門コースです。仏壇や提灯など、個人では入りにくい職人の工房を訪問。グルメやお土産など、八女を楽しむための情報もお伝えします。
仏壇、久留米絣、木工、木桶など、職人が身近に暮らす八女ならではのお抹茶体験をと、それぞれの職人さんにオリジナルの抹茶道具を作っていただきました。体験する場所は、江戸時代から続く白壁の町並みが美しい八女市福島地区の「まる舎茶房(まるやさぼう)」。舎守(やもり)の堀アスカさんの指導で、実際に簡単な簡単なお抹茶点て体験もできます。八女の職人さんたちと親交の深い堀さんのお話に、つい引き込まれるひととき。八女の旅の入り口ともなる体験です。
福岡県南部の筑後地方に残る数少ない久留米絣の織元の中でも、常識にとらわれずに様々なチャレンジを行う開発精神にあふれた織元・下川織物を訪問。3代目である下川強臓さんに、久留米絣の工程や下川織物の取り組みなどをレクチャーいただいたあと、産業遺産ともいえる動力織機が並ぶ工場を見学。その後、下川織物が蓄積してきている大量の久留米絣の生地の中からお好きな布を選び、針と糸を使わずにストールを作ります。
歴史的な町並みが残る八女福島の伝統的建築物を改修した2つの建物、旧塚本邸と旧丸林本家蔵。どちらも、八女を中心とした九州のつくり手がその土地の素材と技法を活かしてつくった家具や調度品に彩られています。藍・竹・和紙をテーマにした3つのお部屋をご用意しています。
かつては乾物屋、瀬戸物屋、質屋として
八女福島の暮らしを支えてきた伝統的建築物を改修した、
表通りに面したお部屋です。
久留米絣の織元で大胆に染め上げた大きな木のテーブルと
タペストリー、座布団やクッションなど、
“Japan Blue”とも称される藍の世界が広がります。
旧塚本邸の奥に位置するお部屋です。
八女在住の竹細工職人に編んでもらったランプシェードや
竹の天板が編み込まれたテーブル、
やわらかな曲線が印象的なリラックスチェアに囲まれて、
ゆっくりとした時間をお過ごしください。
明治時代初期築と推定される旧丸林本家蔵は
一棟まるごと貸切の宿です。
手仕事やクラフトを中心に集められた蔵書をご覧いただきながら、
八女和紙や名尾和紙の多様な世界を楽しんでください。
福岡県八女市本町120番地1
・チェックインの時間は15:00〜18:00までとしております。