~2020.8.27~
例年、戻りかつおは4.5kg以内の大きさが通常であり、今までは1.5~2.5kgまでの大きさのかつおを使用していました。
よって4.5kg以上のあるかつおは通常であれば貴重なサイズであり、1%に満たないほどの水揚げです。
今年は通常の大きさは漁獲されず、通常であれば貴重な4.5kg以上の大きなかつおが獲れている年となっています。
かつおは大きいほど身質と脂ののりが良くなります。そのためお届けいたしますお品は、通常の1.5~2.5kgを使用したかつおより、身質、脂ののりが良いかつおをお召し上がりいただけるお品となります。
一切れの大きさが大きいため、盛り付けた時の豪快さと、食べた時の満足度を感じていただけますと幸いです。
水揚げ量の大幅な減少に伴い漁価が高騰しておりますが、お礼の品の容量(約750g)を維持するため、発泡スチロール(外箱なし)でのお届けとなりますことをご了承ください。
藁焼き鰹塩たたきは、藁焼きにした鰹を天日塩でシンプルに味付けした、鰹そのものの旨さが味わえる本場土佐流の食べ方です。
全国的には鰹のたたきはポン酢で食べるのが主流でしたが、明神水産の飲食店「明神丸」では藁焼き鰹塩たたきにこだわりました。
高知県のソウルフードが味わえる、高知の食の名所「ひろめ市場」でも大人気!
高知に来たことのある方もそうでない方も、ぜひ一度食べていただきたい美味しさです。
7〜11月に陸地より1,500km離れた漁獲地で漁獲された戻り鰹を使用しています。
黒潮と親潮が合流する三陸沖はエサが豊富にあり、春から夏にかけて北上してきた鰹はたっぷりとエサを食べ、丸々と太った鰹は初秋頃から南下してきます。
この鰹を戻り鰹といい、別名「トロかつお」とも言われ、脂ののったトロッとした味を楽しんでいただけます。
舳先や船側に立ち、一本の釣竿で次々と釣り上げた、一本釣り鰹のみ使用しています。
鰹の漁法には一本釣り漁と巻き網漁があります。
一本釣り漁は、活きのいい鰹を一本一本釣り上げるため、魚体がきれいで身の傷みが少なく、良質な鰹を漁獲することができます。
一方、巻き網漁は効率の良い漁法ですが、大量の鰹を一気に引き上げるため、網の中で密集した鰹が暴れ、身割れが起こったり、傷んで柔らかくなったりすることがあります。
一本釣りで釣り上げた鰹は、船上で生きたままマイナス20℃に冷却された凍結液に入れる、ブライン凍結という方法で急速凍結されます。
ブライン凍結は鮮度の落ちやすい鰹を最良の状態で保存することができ、このB-1(ブライン凍結1級品)の鰹は釣り上げられた時の鮮度であると言われています。
高知の鰹のたたきといえば、やっぱり「藁焼き」。藁は非常に火力が強く、一気に700℃という高温になり、あっという間に消えます。
そのため、鰹の表面だけを一瞬で焼き上げ、皮の下の脂は溶けて身になじみ、身はほとんど生の状態のきれいな赤、という最も美味しい具合に仕上がります。
藁焼きの香ばしい風味も鰹の味によくあい、より一層美味しくなります。
また、たたきを製造する上で藁はとても重要な原料のひとつ。
稲作が盛んな高知県西部を中心に、高知県内または近県で収穫された稲藁を使用するとともに、2014年より稲作を開始し、自社栽培した稲藁も使用しております。
釣り上げられた鰹は、船上で急速凍結されてからご家庭に届くまで、一度も解凍されることなく鮮度が保たれています。
凍結した状態で切り分けられた鰹は、そのまま専用の藁焼き機で表面のみを焼くため、一貫して中の身は凍結されたまま。
そして、藁で焼いたあとは真空パックし、瞬間凍結後マイナス50℃の超低温冷凍庫で保存します。
このようにして鮮度が保持されることで、脂ののった戻り鰹のたたきを釣りたての鮮度で、一年中お届けすることができています。
美味しい鰹をさらに美味しくする名脇役が「高知県黒潮町産の天日塩」です。
黒潮町の塩職人が海水をくみ上げ、風と太陽と自然の力だけで乾燥させてつくった、加熱処理なしの完全天日塩。
ミネラルバランスが良く、味に旨みのある、完全天日塩ならではの塩本来の深い味わいが、鰹の旨みをより一層引き出してくれます。
タレたたきも楽しめるように、タレと薬味もセットになっております。
タレに使用されているゆずや薬味も高知県産と、とことん高知の味にこだわりました。
塩で、タレで、2度3度とお楽しみいただけます。
食べ方は簡単、流水解凍し、切って、盛り付けるだけ(説明書付き)です。
タレたたきの場合は、ネギや玉ねぎなどお好みの薬味をプラスするとさらに美味しくいただけます。
本場土佐の味をお届けしたくて、素材、鮮度、焼き方、味と、様々にこだわった鰹たたきをぜひお召し上がりください。