吹く風に少し寒さを感じ始める高知の秋の始まり。雨量も少なくなり、天日干しには最適の環境を迎えます。
宮進商店の工場前、富士ヶ浜では山々の紅葉より一足早く「からすみ」が色づき始めます。
きりっと澄み渡る秋晴れの下、手間暇をおしまずじっくりと天日干し。
無添加で素材を最大限活かし、丹精込めて創りあげる宮進商店の自信作です。
■スライスして舌に乗せると、ねっとりと濃厚に香るチーズを思わせる、極上のからすみは薄く切りそのまま召し上がって
いただくも良し、お好みで軽く炙ってお召し上がりいただくのもお勧めです。
■タウリンが豊富なからすみはお酒とも好相性
■贈答品、ギフトにも…
出世魚である沖鯔のからすみは贈答品やお祝いの品、またお見舞い品としても人気です。
当店では、地元で水揚げされるシラス以外は使用しません。理由は水揚げから釜茹でまでのスピードが仕上がり時の「鮮度感」に最も影響するからです。
高鮮度状態のうちに炊き上げ、適切な温度で保管出来るということは、減塩に仕上げることが出来るということでもあります。「魚が立つ」といいますが鮮度の良い状態で、適切な塩梅(魚種、季節により違う)、適切な煮熟温度と時間で炊き上げるシラスは、量産され数か月後に解凍して販売されるシラスとの食感の違いは歴然です。
「鮮度」と「減塩」にこだわり、創業以来たくさんの方に愛されております。
100g毎、小分けしていますが、冷凍庫、冷蔵庫で場所をとらないようにしています。
商品到着後、冷凍庫で保管していただき、食べる分だけ冷蔵庫に入れていただけます。
お客様の声からうまれたコンパクトな包装は冷凍庫でも、冷蔵庫でもおさまりが良く、小分けで使えるので便利です。
シラスのような小さい魚でも、季節によって脂のりが違います。加工していると煮窯内の滑り具合が違うのでよくわかります。夏場は脂が少なく、秋、冬と脂がのりはじめます。夏シラスは暑い日にさっぱりと、酸味を効かせ「梅シラスの混ぜご飯」等で、秋には新米にのせて、という具合に季節に応じた食べ方をするのが須崎流です。
また、シラスはイワシ類の稚魚のことですが、主に 5月から 12月中旬は片口イワシ、 12月下旬から4月は真イワシとなります。片口イワシは真っ白でプリッとした食感、真イワシはもちもち感、ふわっとした食感が特徴です。真イワシ漁の時期は小イカが混ざることもあり、地元では「イカ入りシラサ(シラス)」と呼ばれ大人気の品です。
高知県中央部に位置し、太平洋に面した黒潮の恵みを受ける須崎の海は、入り組んだ地形に多彩な漁法を持つことが相まって、魚種の豊富さは日本有数、また全国で海産物の評価がとても高い高知県の中でも「須崎の魚」としてブランド化されています。
旬魚を取り扱う私たちは、水揚げされる魚に四季の変化を感じることができます。
そんな四季折々、須崎の旬の魚の美味しさをお客様に知って頂きたい。
そして、お客様からのご要望に応え、お客様と共に日々成長していきたい。
私たちはそんな店でありたいと考えます。
加工場は須崎港競り場から1分以内の場所にあり、水揚げから加工まで、他を圧倒するスピードで鮮度のよいまま処理を行っております。
加工場の目の前に広がる土佐湾に面した富士ケ浜より新鮮な海産加工品をお届けします。