土佐料理司のかつおは、まず、原料から異なります。限りある水産資源を大事にするため小さな魚を間違って獲らない一本釣り漁法で漁獲した鰹だけを船内で即、瞬間凍結(-50℃)。この鰹を”一船買い”し徹底した温度管理のもと、鮮度を保ったまま調理加工しているので、臭みがありません。鰹の旨みを閉じ込める製法は炭火焼き。藁であぶった時に出る特有の燻された香りを消し雑味のない鰹の味と香りをそのままに、皮目を強火で炙り脂ののった皮目をパリッと香ばしく焼き上げました。
お付けするポン酢もお店で使用しているものと同じ、本醸造醤油に、かつお節、さば節、煮干、昆布のダシを合わせ複雑な旨味をもたせたうえ、さらに高知を代表する『ゆず』だけではなく、魚との相性の良い酢みかんである高知県産『直七』も使用し、魚本来の味が楽しめる用になっております。
また、今回は土佐料理司空港店のメニュー炭火 鰹丼が簡単に作れる『鰹丼ごまダレ』を2個セットいたしました。
空港店では出発時刻にお時間のないお客様に直ぐにお召し上がりいただけることから大変ご好評です。昆布と鰹の削り節でとったダシをベースにした秘伝のタレに、ごまの風味をプラス。クリーミーで芳ばしいごまだれは、鰹のたたきと意外な相性です。家庭でもお忙しいときに切った鰹のたたきを熱々のご飯にのせタレをかけるだけで簡単に土佐料理司の味をお楽しみいただくことが出来ます!お好みで、のり、ねぎ、青じそ、わさびなどお好みの薬味をたっぷりのせてお召し上がりください。
【土佐料理司のカツオ豆知識】
カツオは、古事記や日本書紀「万葉集」にも登場するほど古くから食用にされてきた魚ですが、身質が柔らかく傷みやすい魚のため、生食されるようになったのは鎌倉時代以降で、それ以前は、堅くなるまで干してから食用とされていました。
そこから「カタウオ(堅魚)」と呼ばれるようになり、それが略されて「かつお(鰹)」と呼ばれるようになった、というのが通説です。
また、戦国時代から江戸時代にかけての武家社会では、「勝男」に通じることから縁起物とされました。かつおはとっても縁起が良い魚なんです!