香川県小豆島町は、瀬戸内海に浮かぶ小豆島の東に位置する町。穏やかで美しい海と山に恵まれ、壺井栄(つぼい・さかえ)の小説を基にした映画「二十四の瞳」のセットを改築した「二十四の瞳映画村」や、日本三大渓谷美として知られる寒霞渓(かんかけい)などのスポットには、今日も数多くの観光客が訪れています。
そんな小豆島町の苗羽(のうま)地区にあるのが、こちらの株式会社 島一。約300〜400年前は穀物の原料を扱っており、過去には「島一醤油」という醤油屋を営んでいたという歴史があります。
昭和30年代後半の高度経済成長期を機に島内の醤油屋と合併した後は、手袋の製造・紡績業・ビニール加工などを経て、1970年頃に現在の食品をメインに扱う地元商社になりました。
株式会社島一の代表取締役社長・照下敦士さんは、東京生まれの東京育ち。結婚を機にこの小豆島にやってきました。エキストラバージンオリーブオイルをはじめ、たくさんの商品を取り扱うなかで大事にしていること。それは、「本当に良いもの、おいしいもの、真面目に作られているものを世に出して消費者の心に訴えかけていきたい」という商社としての熱い思いです。
生まれ故郷から離れやってきた小豆島という小さな島を起点に、今日も心動かされるような商品を探して日本全国を駆け巡っています。