ロンドン国際オリーブコンテスト2019 銅賞
Jesus村 第33回エブロ川 河口流域産オリーブオイル品評会 個人部門1位
Jesus村 第31回エブロ川 河口流域産オリーブオイル品評会
総合<農協・搾油所・DO(産地呼称制度)個人出展>1位
※登録上、個人生産者部門でエントリーしました。
瀬戸内市牛窓にある日本オリーブ株式会社は、日本国内で唯一スペインに自社農園を持つオリーブの専門会社です。
1990年代にオリーブオイルの需要が日本で高まり、良質のオリーブオイルを得るために、日本オリーブでは海外に自社農園を探し求めました。
世界第一のオリーブ生産国であるスペインの古い城郭都市トルトサに、45ヘクタール約3100本を栽培する手入れの行き届いた名園がありました。
1992年にこの園を所有し、以降日本オリーブが農園管理をしており、収穫・搾油の行われる10月末から11月中旬にかけての時期は必ず社員が現地に向かいます。(2020年、2021年は新型コロナウィルス拡大のため現地スタッフとオンラインでのやり取りのみになりました)
この農園の名前はFINCA HOSTAL DON RAMON。FINCAは農園を、HOSTAL DON RAMONはラモンおじさんの宿を意味します。
この農園では、モルー、セビリェンカ、ファルガなどいくつかの品種を栽培していますが、エキストラバージンオリーブオイル トルトサに使用しているのは地域希少品種モルーのみです。
エブロ流域のトルトサ地方周辺では、地域品種として「モルー」が伝統的に栽培されています。枝葉が茂りやすく、開張型の樹形で、葉は大きめで先がとがった形をしています。
オイルの味わいは、青リンゴを思わせるフルーティな香りと、深みが楽しめます。
2021年のトルトサ農園でのオリーブ収穫は、10月18日~10月27日に行われました。
現地視察に2年連続で向かえない中、現地スタッフと密にオンラインでやり取りを行っている製造部部長の吉田が今年の特長をお教えします。
①ネオ・クラシックなオリーブオイルとは
日本オリーブ株式会社の自社農園はスペイン カタルーニャ州 トルトサ市にあります。この農園の主要品種は、地域で伝統的に栽培されている希少品種モルー種です。風味は、青リンゴの香り、やさしい甘さを特徴としています。
一方、昨今のオリーブオイルの品評会で高評価を得るのは、苦みや渋みがあっても、よりインパクトの強い早摘みグリーンテイストです。この新しい世界標準の潮流に果敢に挑みました。
私たちは伝統品種のやさしい甘さと、早摘みの青々しい、新傾向をとらえた風味を「ネオ・クラッシック」と表現しています。
②作柄指数は100、例年より10日早摘み、収穫から搾油までは6時間以内
2021年の春から収穫にかけて、おおむね天候にも恵まれ、当園の作柄は100でした。そして収穫は10月18日~27日まで、例年より10日ほど早く行いました。また、収穫から搾油までの時間を「トルトサ基準」では8時間以内としていますが、今回は全ての日で6時間以内に搾油を終了しています。
2021年秋収穫分はスイートで青々しいオールマイティなテイストです。
毎日のお食事にかけたり、調理に使ったり、その中でも特に合う食材は魚、葉物野菜です。
おうち時間をグルメなひとときにするのは上質なオリーブオイル。
青りんご、若草、青いトマトのニュアンスを存分にお楽しみください。
■風味の目安(5段階評価で)
フルーティさ 4.5
苦み 2.0
辛み 2.5
現地スペインにて搾油と品質検査を行い、その後日本オリーブに船便で届きました。日本オリーブで再度のテイスティングチェックと品質検査を行った後、牛窓の自社工場で瓶詰めし、皆様にお届けしております。
オリーブといえば小豆島が有名ですが、私たちは戦時中の1942年岡山県瀬戸内市に自社農園「牛窓オリーブ園」を開園し、日本で唯一スペインに自社農園(トルトサ農園1992年~)を持っている会社です。スペインは世界一のオリーブ生産国。自社農園産のオリーブオイルはもちろんのこと、現地スペインで地元のオリーブ農家さんたちとお付き合いする中で探し当てた、日本の食卓に合う美味しいオリーブオイルを厳選してお届けしています。
オリーブは「食べる」だけでなく、古代から「肌に塗る」方法でも利用されてきました。私たちの第一号商品も、1949年の発売以来、多くの方々にご愛用いただいている「化粧用オリーブオイル」です。
私たちは自社農園「牛窓オリーブ園(瀬戸内市)」と「トルトサ農園(スペイン)」を中心に、オリーブの栽培や育成、さらには今まで捨てられていたオリーブ果汁や、葉、花を利用した有用成分の研究を大学などと共同でおこなっています。
その研究結果は「オリーブマノン」という自社ブランドのスキンケア製品として、日本全国の肌悩みを持つ方々に選ばれ、ご愛用いただいております。
私たちはこれからも、オリーブで皆様の暮らしをサポートしていきます。
暮らしの中にオリーブを。
日本オリーブ株式会社