豊かな自然と清らかな湧き水に恵まれた島根県津和野町は、
酒造りの名地としても知られています。
今回はそんな津和野の3つの蔵元、
「華泉酒造」・「古橋酒造」・「財間酒場」から、
各蔵元が自信作として全国日本酒鑑評会などにも出品している
「大吟醸」720mlを各1本ずつ、“3本飲み比べセット”にしてお届けします。
3本ともに津和野産の米と、町のシンボルでもある秀峰青野山の湧き水を使用。
しかし香りも味わいもそれぞれに独特の個性があり、はっきりとした違いが感じられます。
同じ津和野生まれでありながら、趣の異なる「大吟醸」の
それぞれの飲み口・香り・甘み・酸味・のど越しを、ぜひお楽しみください。
津和野産米「佐香錦」と秀峰青野山の伏流水を使用。
米の香りを残しつつ、きれいに研ぎ澄ませた酒で、ふくよかな味わいです。
各種品評会にて多数の賞を獲得した至極の逸品。
津和野の山間、奥鹿野地区で育てられた良質な山田錦を磨き上げて醸造。
すっきりとしたキレとフルーティーな香り、瑞々しい口当たりです。
広島国税局清酒鑑評会にて、2019年、2020年2年連続優等賞を受賞。
華やかでありながら清々しい飲み口。
特徴的な麹の香りがまず口中に広がり、次いで米の甘さが際立ちます。
『大吟醸・鴎外』の名は、津和野出身の文豪・森鴎外の名に由来します。
ここ数十年、蔵元の世代交代により、
最高品質の大吟醸や米の旨味をさらに深めた純米酒など、
時代に合った“新しい日本酒”が続々と登場しています。
こうした日本各地の蔵元が手掛ける「地酒」が注目を集め、
今日本酒が密かなブームに。
今回の「大吟醸」飲み比べセットをお届けする老舗3酒造も、
古くから受け継がれた伝統を守りつつ、
「今」を意識した新たな日本酒造りに力を注いでいます。
1730年創業の「華泉酒造」11代蔵元・潮 春光さんは、
自身の代から始めた季節限定商品を含む新たな日本酒20種以上を手掛けています。
米の香りと旨味が際立つ、“その時々の旬の味”が生きる酒造りに強いこだわりが。
1878年創業の「古橋酒造」古橋貴正さんは、
データ分析による緻密な日本酒造りを実践しています。
ここ数年は『純米大吟醸・初陣 』の販売を、県外や海外でも広く展開。
創業1791年の「財間酒場」財間 章さんと息子さん親子は、
二人三脚で230年の伝統を守り抜く一方、時流に合わせた新しい味をも追求。
米や里芋といった農家の廃棄資源を有効活用した、画期的な焼酎も手掛けています。