森林に恵まれた日本では、人々の営みは木の文化とともに成長してきました。
島根県は県土の約8割を森林が占めており、全国第3位の森林県です。
巨大な縄文杉、古代出雲の巨大建造物、大量の木材が必要な「たたら製鉄」などの歴史もあるように、古来から良質な森林資源に恵まれており、また、人の手によってマツ、スギ、ヒノキなどの針葉樹が植えられ、利用できる木材が豊富にとれる地域です。
邑南町は、そんな森林資源が豊かな島根県の中でも山間にあるため、木材の宝庫です。
邑南町で林業を営む日高林産には、木を知る職人がたくさんいます。
木は生き物ですから、切った後の木材になっても変化します。「まっすぐ」な木材を保つには、その特性を知り、技術をもって処理をする必要があります。日高林産では、製材→乾燥→加工まで特別な製造ノウハウを活かし、生産に取り組んでいます。
繊細な木目や香りなど、桧の良さをそのままお届けするために「無塗装」で仕上げました。爽やかな天然桧の香りに包まれながらゆっくりとしたひと時をお過ごしください。
無塗装だからこそ、木本来の風合いが楽しめ、また、一本一本の筋が異なる表情は、まさに自然が作り出す工芸品です。きめ細かく暖かみのある風合いは、使い込むほどに味わいを増し、美しい飴色に変化していきます。
森林に入ると落ち着いた気持ちになるのが、森林浴効果ですが、桧の香りは神経を安定させ、ストレスホルモンを減少させるなど、森林浴効果と同様の効果を発揮します。また、桧は、抗菌、抗ダニ、防臭などの働きも認められています。このように機能性も高く、日本の気候風土に合ったベッドです。
ベッドは、1日の生活の中でもかなりの時間を占める場所です。気持ちよく眠ることはもちろん、スマートフォンをはじめ、ベッドで家電製品を使うことができるよう、コンセントと棚もベッドにつけております。奥行きは10㎝ありますので、時計や眼鏡などの日用品を置くことができます。
メイドインジャパンの誇り、職人の誇りは、美しさ、機能性、安全性にも及びます。JIS基準をクリアした頑丈なベッドです。
構造にセンターフレームを採用することで、中央のへこみ、きしみが軽減され、がっしりと太い木脚により、脅威の耐荷重が実現しました。お客様の体をがっちりと支えます。
機能性も充実しており、すのこ使用のため、通気性がよく湿気をおさえ、布団下を清潔にたもちます。また、敷布団でもマットレスでも利用できるように、ヘッドボードとフットフレームのボルト位置で高さ調節機能を設けています。ベッド下にも収納ケースが入れられるようにスペースを設けています。
そして、ベッドに手すり等はないため、例えば、2台を連結して大型ベッドにすることも可能です。
組立は、ボルトを使ってフレームを組み立てるだけの簡単組立でつくれるように工夫いたしました。
ヒノキすのこベッドに利用する桧は、間伐材を利用しています。山は、ある程度育った木を伐採(間伐材)しなければ、大きな木が育ちません。間伐しない森は、小さな木々が生い茂り、日の当たらない土壌は悪くなり、太い木の根もなく、木が育たないばかりか、災害にも弱い森になります。
間伐材は、木材乾燥の技術がなければ、製品化が難しい木材です。当社の技術によってこの間伐材を製品として有効利用し、森林の再生とエコ商品の開発を目指しています。
木は人間と一緒で生き物です。生活の中では必要不可欠なものです。自然の香りと木の特徴をいかした商品づくりをする事で、木の重要性、人との共存性を知ってもらいたいと思っています。