和牛オリンピックで肉質日本一に輝いた鳥取和牛です。
その日本一の和牛から、旨味がたっぷりと詰まった赤身部分を焼肉用にご用意いたしました。
5年に1度行われる、全国の優秀な和牛を一堂に集め、参加道府県がその威信をかけて優秀さを競い合う全国和牛能力共進会は和牛のオリンピックと言われています。
鳥取和牛は、2017年に開催された第11回で脂肪の入り具合などを審査する肉質部門において日本一となりました。
大自然の澄んだ空気と、ミネラルを豊富に含んだ伏流水に恵まれてストレスのない環境で育てられた鳥取和牛は、赤身と脂のバランスが絶妙になっています。
サシが多くても脂はまろやかで甘く、赤身にはコクがあり、お肉そのものの風味が広がるあっさりと軽やかな後味です。
その秘密は、オリーブオイルの主成分でもある不飽和脂肪酸、オレイン酸を多く含んでいるから。
オレイン酸の融点は16℃と低く、オレイン酸を多く含んだ脂肪は融点が低い脂肪になります。
そのため口どけが良く、食後はサッパリとしています。
脂質の良い血統を選び、エサも脂の質を良くする配合にしたものを与えることで、霜降りが入っていても次の日にはまた食べたいと思わせるお肉になっています。
牛肉が苦手、脂身が好きではないという方にオススメしたいのがこの赤身肉です。
元々、鳥取和牛の脂は冷めてもギトギトした味にならず、さらっとした食感ですが、赤身肉はその中でもさらにさっぱりとした味わいです。
さっぱりとしているのにしっかりした味わいと凝縮された旨味を感じられるのが鳥取和牛の赤身肉です。
歴史的にも江戸時代に大山で開かれた牛馬市が日本三大牛馬市のひとつとして隆盛を極めた鳥取県は、古くから和牛の産地として知られています。
中でも昭和41年に開催された第1回の和牛オリンピックで、産肉能力検定の一等賞という栄誉に輝いた種雄牛の「気高」号はその優れた血統を受け継ぐ子孫が全国に広がり、各地のブランド牛のルーツとしてその名を日本の牛肉の血統の上で不朽のものとしています。
毎日でも食べたくなる後味のさっぱりした鳥取和牛は、出荷頭数は全国生産量の0.7パーセントとても希少ながら、牛肉を知る人にこそ注目されているお肉と言えます。
高度な畜産技術によって丹精込めて育てられた黒毛和牛のお肉の違いを、ぜひ味わってみてください。