梅干の名産地である和歌山は、黒潮の影響で1年を通じ温暖で、梅の生育に適した環境です。
明治の頃より梅の栽培が盛んになり、現在では国産梅の6割が和歌山産で、国内1位の生産量を誇ります。
昭和40年にブランドが確立された和歌山みなべ町発祥の「南高梅」は、果肉が非常に大きく柔らかい上に、
種は小さく、皮は薄い特徴を持ちます。その特徴から最も梅干に適しており、最高級の品種とされています。
ほんのり赤く色づき、完熟を迎える梅雨の時期に南高梅は収穫されます。収穫後塩漬けにし、夏の始まり
である7月頃から強い日差しの下、天日干しにして梅干へと姿を変えます。
百福梅の梅干は、A 級南高梅干を仕入れ、素材を活かした風味へと加工しています。
南高梅は肉厚な一方で皮が薄く非常にデリケート。傷つきやすく、オートメーションには適さないため、丁寧な手作業で加工を進めます。
仕入れ後、選別した梅干を蔵で寝かせて酸味と塩気の角を取り、まろやかになるまで待ちます。
その後、先代のレシピを改良しながら作り出した調味液に漬け込み、百福梅オリジナルの味に。
気温によって味の染み込み具合が変わるため、長年の勘で漬け込み時間を変えて調整します。
シンプルなうす塩味だけではなく、有田みかん蜂蜜梅、しそ漬梅、かつお梅などバリエーション豊富な梅
干で、食卓に彩りを演出する百福梅の梅干をぜひご家庭で。(※上記写真は蜂蜜梅の工程です)
百福梅本舗は紀州南部の南高梅を100%使い
自工場で丁寧に丹精込めてめて一粒一粒 漬込んでおります。
工場と隣接して店舗も構えて いますので、
和歌山にお越し の際は是非お立ち寄りください。