日本一の産地から自慢の柿をお届け
和歌山県は日本一の柿の産地。生産量は43,400トンほどで、全国の約20%を生産しています(令和元年度)。
主な産地である紀の川に沿った和歌山県北部の地域は、昼夜の寒暖差が大きく柿の生育に適しています。なかでも、かつらぎ町は県内でも生産量が多く日本一を誇る柿の里として知られています。
安井農園をはじめとするグループで作られる柿の殆どは山の斜面で栽培されており、水はけが良いため柿の色づきもよく味も良質なものに仕上がっています。
渋い柿から、とろける甘~い柿へ大変身
安井農園をはじめとした生産者グループとして出品していますが、普段は各個人で自分の畑の世話・収穫をおこない、それぞれが収穫したものを倉庫に集約して色付きがいいものを厳選して出荷しています。グループ内で味のバラつきがでないよう栽培のノウハウを共有し、味や品質の向上をはかっています。
出品している「平核無柿(ひらたねなしがき)」や「紀の川柿」はもとはおなじ渋柿のためそのままでは食べることができず手間暇かけた一工夫が欠かせません。
「平核無柿」は出荷前に倉庫で炭酸ガスを充満させる脱渋とよばれる作業を行い渋みを抜くことで、甘くて食べやすいとろけるような食感に仕上げています。
「紀の川柿」は収穫前に樹上でアルコールを仕込んだ袋で包むことで柿の成分タンニンを固定化させ、木にならしたまま渋抜きを行います。
一つ一つ手作業で袋をかけるため手間がかかり生産量も少なく、切ると断面は黒いごま模様になっているのが特徴で希少性が高いと言われています。
ふるさと納税で繋ぐ柿農家の未来
今回ご紹介する柿は、地元密着型スーパー「松源」のバイヤーが厳選した、安井農園をはじめとする5名の生産者グループから直送でお届けしています。
グループの代表を務める「安井農園」は、江戸から続く古い家系で、辿って分かる範囲で柿農家としては4代目。安井さんは現在柿の専業農家ですが、元々は農協の職員でした。当時学んだ売り方のノウハウを柿の生産・販売に活かし若手の育成に尽力しており、「若い世代に専業農家で生計を立てられるように」という思いから、若手農家に声を掛けグループで卸すことをはじめました。ベテランと若手農家が切磋琢磨し作り上げる渾身の柿をぜひご賞味ください。
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