ミネラルバランスに恵まれた天然水である「大師の水」。この清麗水は高野山の存在なくしては語ることはできません。
高野山は弘法大師が真言密教を開いた聖地であり、霊験あらたかな霊場として知られています。「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも登録されており、昔からの自然環境が保全されています。化学工場などが新設されない環境のため水源が汚染されることがなく、高野山が磨き上げる高品質な水が安定的に採水されています。
サカイキャニングは創業当初から高野山を訪れる人々が乗船する紀の川の渡船場前で、高野山麓で採水された水を販売し、訪れる人たちは高野山の豊かな自然とともに、この美味しい水を楽しみにしていたといわれています。
サカイキャニングは、サイダーやみかん水を販売する阪井商店として大正元年に創業し、昭和中期以降は飲料の製造販売をおこなう創業100年を超える老舗の飲料水製造会社です。その後1981年に「大師の水」の製造を開始。当初は高野山の僧侶に製品を祈祷してもらい、化粧箱に入れた高級志向のお土産として販売していましたが、現在は普段の飲料用として親しまれています。
現在4代目となる社長の阪井克行さんは、土地の恵みあっての生業ということもあり「地域への貢献」を大切にしています。2015年に開催された紀の国わかやま国体では出場選手への飲料水は全て大師の水が提供されるなどスポーツ大会への協賛なども積極的に行っています。
ふるさと納税では、地元企業が活発に返礼品を用意することでかつらぎ町の特産品の全国的な知名度を向上させる思いはもちろんのこと、「地元かつらぎの方にも自然の恵みである高野山麓の良質な水を知ってもらう一助になればと思い出品しています」と阪井さんは語ってくれました。
「大師の水」は高野山に降る雨が地中に染み込みゆっくり時間をかけて磨き上げられた水をかつらぎ町内の製造工場で採水し、汲み上げたままでも飲めるほどの高い品質の水を殺菌処理してパッケージングしています。
国際食品コンテスト・モンドセレクションでは2007年以降16年連続で最高金賞を受賞し続けており、その美味しさは世界でも評価されています。