和歌山県南部にある熊野地方発祥の熊野牛は、和歌山の穏やかな気候のなかで血統のいい牛を育てることで大事に守られています。
正統な熊野牛であることを認定するために、熊野牛認定委員会によって複数の厳しい条件が設定されており、クリアした牛のみが熊野牛として認められます。肉質はきめ細やかでとても柔らかく、霜降りも十分にあり、味と香りに優れています。焼いた時の香ばしい香りの良さも大きな魅力です。特別な記念日にご家庭で焼き肉やステーキなどお肉本来の味をお楽しみください。
現在かつらぎ町で唯一熊野牛を取り扱う精肉店である鳥久ですが、そのルーツは遡ること約58年前、先代のお父様が精肉事業をスタートしたことがきっかけでした。かつては仕入れてきた子牛を肥育、屠畜して牛肉を販売していましたが、その後子牛を肥育業者へ卸す事業がメインになり自家牧場で将来熊野牛になる子牛を生産。熊野牛ブランド推進の立役者の一人でもあるお父様の想いを引き継ぎ、二代目で鳥久店主である楠本良文さん含む兄弟で食肉事業を横展開してきました。