本物の味を、本物の質を、本物の感動を。
口に入れた途端に、思わず顔がほころんでしまう、そんな牛肉をお客様にご提供する為に、生産牧場直営の精肉店を営んでいます。
ちいさなお店ですが、スタッフ一同、目利きをはじめ、包丁の技術など、日々の鍛錬を欠かさずに、全力で牛肉と向かい合っております。
いつもの日常に、花を添えてくれる上質なお肉を。
特別な日を、さらに特別なものへと変えてくれるとびきりの神戸ビーフを、但馬牛(たじまうし)を。
肉処 樹(たつき)では、お客様のご要望に応えるべく、毎日、このお店から、本物だけを送り続けていきます。
川岸家は、ひいおじいさんの代から、牛飼いでした。
おじいさんも、そして、私の父も、牛飼いです。
昔は、牛は全て田畑を耕すための労働力であったと聞いた事があります。
ですので、私も小さい頃から、牛と共に生活をして、牛と共に歩んで来たと言っても過言ではありません。
学生の頃は、野球一本の生活でしたが、家業である牛飼いを継ぐ為に戻って来て、父である先代社長と二人三脚で牛を育てて来ました。
牛はとても正直で、おおらかで、とても美しい生き物です。
しかし、私の仕事は、にんげんとして、その牛の命を戴く事を仕事としています。
命を戴くからには、そのときまでは、丹念に愛情を注ぎ、丁寧に、丁寧に手間暇を惜しまずに牛達を育てるように、心がけをしています。
牛肉は、生きている間に受けた愛情や、環境や、その他いろいろなものを反映しています。
狭く、汚い、劣悪な環境下でストレスを与えられて育った牛は、どれだけ良い飼料を与えようが、決しておいしい肉にはなりません。
愛情を与えれば、至極丁寧に育てていけば、牛は肉牛としての使命を果たしてくれる。そう思えてなりません。
どうか、川岸牧場の牛肉を食べられる時、「戴きます」と、一言添えて頂ければ、手塩にかけて育てた牛達も、きっと喜ぶことと思います。
株式会社 川岸畜産 代表取締役 川岸 正樹