【純潔の但馬牛が黒田庄和牛です】~貴重な遺産「黒田庄和牛」を守る農家の誇りと愛情~
兵庫県の黒毛和種は他県からの牛を受け入れず、閉鎖育種といわれる手法で純潔を保ってきました。
但馬牛とは兵庫県内で生まれ飼われている和牛を指す言葉となり、
黒毛和種の中でも貴重な血統を守る系統集団となりました。
黒田庄和牛は但馬牛の子牛を兵庫県内の子牛市場(淡路・養父)から買われてきます。
もちろんどの子牛も血統書付きの子牛です。
子牛産地で生後8~10ヵ月くらいになり、選び抜かれた子牛だけが黒田庄町へやって来ます。
納得いくまで愛情をそそぎ、自然豊かな環境の中で育て上げた傑作です。
兵庫県西脇市は東経135度北緯35度が交差し、経緯度で日本列島の中心点に位置することから「日本のへそ」とよばれています。
山々に囲まれた田園風景が広がり、四季の美しい自然豊かな町です。
西脇市黒田庄町の気候風土や自然の中、緑なす大地、おいしい空気と水、風通しと日当たりの良い庭付きの広い牛舎で、
1頭1頭の健康管理は欠かさず、成長段階に合わせて餌の調合を変えて育てます。
毎日、牛と触れ合う中で、表情や体つき、餌の食べ具合などを見て、どんな些細な変化も見逃さないようにしています。
常に清潔なオガクズの布団を敷いて良い環境を作り、そして何より心優しい飼育農家の皆さんの愛情に包まれながら、
約2年間じっくりと時間をかけて成長するのです。
肉の霜降りとは、脂肪が筋肉の中に細かく入り込んだ状態のことですが、
黒田庄和牛は、このサシ(脂肪分)が人肌で溶けてしまうほど融点が低いのが特徴です。
きめ細かで上品な甘みのある赤身が、脂肪の風味、香りと溶け合う絶妙のハーモニーが黒田庄和牛の醍醐味です。
また、おいしさの決め手であるイノシン酸やオレイン酸が豊富に含まれています。