京都府北部・丹後半島中央部に位置する風光明媚な山村集落「上世屋(かみせや)」。そんな上世屋で農業とジビエの狩猟/加工/販売までを行う若いご夫婦がいます。上世屋獣肉店の小山さん。その小山さんが営む上世屋獣肉店は2018年冬に作られました。佇まいはいたってシンプルながら機能的、食肉処理/加工の免許を取得した衛生的な施設です。狩猟は罠と鉄砲によって行われ、最も重要な放血作業はご自身の手で責任を持って行われています。「山で自力で肉を捕ってくるというシンプルさ、山を知り獲物と駆け引きする猟師たちのかっこよさが魅力」
と狩猟を語る小山さんの言葉からは自然の恵みに対する畏敬の念を感じます。
付近の山にはブナの木が多く、その実は「ソバグリ」と呼ばれ栄養価が高いことで知られています。「上世屋で獲れる猪や鹿は、若くても大きく育って脂の質もいい」そう評価されるのは餌の質が大きく関係しているのだといいます。
「かやぶきの里」で有名な美山町。山と田畑に囲まれた日本古来の農山村の風景が見られる場所です。京都市内に比べて平均気温が2~3℃低く、昼夜の寒暖差が農産物の甘味を引き出し、多くの人々がその農産物の美味しさに魅了されています。育てるのは地元の農業高校で農業指導員をされている渋谷清孝(しぶや きよたか)さん。ここで農園を始めて15年のベテラン。
主に生食向きで柔らかく味わい深い「ハイブッシュ」と色が濃く糖度が高い「ラビットアイ」の2種を育てられています。蓮如滝がある内久保地区は左右を山に囲まれているため、朝夕はかなり冷え込むそうです。「美山町の農産物がおいしいといわれる所以は、この寒暖差にあります」と渋谷さん。
二種類のブルーベリーを自家製のポン酢にたっぷりと加えた爽やかでフルーティーな「ブルポン」。
力強い京都産のジビエとのペアリングをお楽しみください!!
人々の価値観や生活様式が変わる中、より地方の暮らしやそこで採れる恵みの豊かさが改めて注目されています。その魅力をできる限り鮮明に伝えたい、そして後世に残したいというそんな想いから京都の知られざる豊かな一面をストーリーとともにお届けするために「Kyoto Craft Market」は誕生しました。
クラフトビールや料理、パブの文化を通して「人と人が繋がるコミュニティー」を作り出し、そこから新たな社会的価値を生み出すということを理念に掲げている会社です。
2015年にBEER PUB TAKUMIYAをOPEN。
2017年に高野麦酒店TAKANOYAをOPEN。
2019年にCrafthouse KyotoをOPEN。
まだまだ一般的に認知されてなかったクラフトビールを通じてコミュニティーづくりをしてきました。お客様はもちろん、業者様、生産者様を含めた人との繋がりを大切にしたいという想いをもとに運営しています。そして、そこから派生する未来の出来事を創造しワクワクして、日々を過ごし、人と人の輪を作っています。