ホッと、心が温まる。Yumikoの絵。
掛川市在住の成田侑未子さん(Yumiko)の作品です。
Yumikoさんは10年前に統合失調症を発症し
現在も通院中です。
家族の愛情や子供の笑顔を題材にした温かい作風。
「好きなことに打ち込めば前向きになれる」
というメッセージを絵に込めています。
デザインの専門学校在学中に発症。好きだった
絵も手につかなくなり、一時は自宅にこもる日が
続いたそうです。しかし多くの方に支えられ
治療や居場所をみつけながら個展を開くまでになりました。
「絵があるから病気と向き合えた。見た人の心を温められる
作品を書き続けたい。」と創作に力を入れています。
Yumikoさんと、さわや家
さわや家には、特性であったり障害の為に生きづらさを感じる方が自分の居場所を求め相談に見えます。8年程前のYumikoさんもそんな一人です。初期の作品は深くきれいな「紺色」を使ったものが多かったと思います。暗闇と少女、騒音の街中で苦しむ少女がいました。その絵はYumikoさんの姿そのものにもみえました。少しの時間が流れ、絵にも変化が起きました。絵の中に「元気な猫」が現れ、あぜみちを歩き始めました。少しずつ、あたたかい色使いで童話の世界が描かれるようになりました。こんな風にYumikoさんの絵の世界が広がっています。
街の中で、あなただけに海の見えるとっておきの場所に案内してくれた女の子。
涼しいさわやかな夏をイメージしました。
私は落ち込んだり嫌なことがあったりすると海を見に行きたくなります。
すると不思議なことに、少し元気なれます。
私にとって海はそういう特別な場所です。
月のまだ寒い頃に描いた絵です。
はやく春になってあたたかい空気と花々を
この手で感じたいという想いを込めました。
大きな大きなホットケーキを焼いたおばあさん。いい匂いにつられて森の動物たちがやってきた。
さぁおやつの時間をはじめよう!
絵本のようなイラストを描きたくて描いた作品です。
森の動物たちがホットケーキを囲んで温かい気持ちになれる、
この絵を見た人もそんな気持ちになれる、
そんな絵になればいいなと思います。
キツネの子がお母さんの手作りのホカホカのグラタンを目の前に頬を染めています。
“美味しそうだね、冷めないうちに召し上がれ”
そんな優しくて温かい言葉をかけたくなるような絵にしました。
クチナシの花に囲まれている少女。
この表情でいられるのは、あなたのおかげ。
いつもありがとう。
クチナシの花言葉は“とても幸せです”、“喜びを運ぶ”です。
5月のさわやかな夕方が大好きで描きました。
魚が空を飛んでいるちょっと不思議な世界。
このネコはお夕飯の魚を獲りに出掛ける途中。
明日も晴れるかな〜、いい日だといいな〜なんて考えています。
この季節だと自宅周りの田んぼに水が入って、
そこに夕日が映えるととてもきれいで、
そんな景色の美しさを共有できたらと思います。