世界農業遺産【静岡の茶草場農法】とは、静岡県掛川市の一部で秋冬期に茶園周辺のススキやササなどの草を刈り、茶畑の根元に敷く伝統的な農法で、その草刈り場には多様な動植物の生存が確認されています。特に掛川市の東山・大野地区は、生物多様性条約会議において世界の研究者から高い評価を受けています。
生物多様性貢献度最高ランク【三葉】希少種を含む生物多様性に優れた特別な場所を継承するため、ぜひとも一度、ご賞味くださいませ。掛川市内でも特に優秀な産地【東山】で、深蒸し専用に栽培された契約茶園の新芽を使用しています。
春先に、掛川の茶畑で芽吹いた新芽を、現在ではほとんど行われない手摘みで一葉、一葉、丁寧に摘み採りました。手摘みとは、熟練の茶農家が、うま味と薫りの詰まった茶の葉を厳選できる唯一の技術です。一年に一度は飲んで頂きたい、究極の深蒸し掛川茶です。
新芽のなかに眠るお茶の旨味と香りを最大限に活かすため、美笠園伝統の二段焙煎を行っています。舌に広がる旨味と鼻腔から流れる香りをお楽しみください。
百年後も愛されるお茶造り
私たちは、創業時から『お茶は、観るものではなく飲むものである。』を一番に考えたお茶作りを続けています。どうすれば『百年後も愛されるお茶造りが出来るか』をテーマに農家の方、茶師とお茶作りの研究、開発、意見交換をしながらお茶の美味しさを追求し続けています。