「さ・し・す・せ・そ」って何?と思われるかも知れませんが、
さ・・砂糖 し・・塩 す・・酢 せ・・しょうゆ(せうゆ) そ・・味噌です。
その中の「し」である「塩」を作っているのが「遠州沖ちゃんクラブ」です。
○2002年(平成14年)地域おこし活動として、地域に伝わる塩づくりの伝統を仲間と共に復活させようと募集しました。68名の仲間ができ、やる気と健康維持と仲間づくりの楽しさを味わい、高齢になっても健康で地域の繋がりを大事にしようと言うことを目的に発足しています。
○遠州沖ちゃんクラブの「塩づくり」は遠州灘の海水をくみ上げ、浄化し、平釜で10時間以上炊き上げ、塩の結晶ができたら、ビク(遠州特有の器)に移して2~3日間つるし、その後、天日干しをします。サラサラになった天然の塩を精製し包装作業をして製品に仕上げます。また、炊き上げた塩をストックに入れ、そこから流れ落ちる高濃縮液の「天然にがり」も製造したいます。「にがり」は主成分は塩化マグネシウムで、カルシウムの吸収を助け、代謝機能をアップさせるなど生活習慣の中で活かされています。
1.海水の運搬。 海から海水を運んでくるそうです。冬の海は寒く、冷たいためかなり根性がいるそうです(^_^;)
2,海水を塩釜へ。 汲んできた海水を釜へ入れる作業です。
3,海水を約10時間煮詰める。10時間、時々海水を足しながら煮詰めます。早朝から活動しても塩になるのは夕方になることもあるそうです!!
4,出来上がった塩をすくい、4日~5日間吊しておく。 このとき、出てくる水分が「にがり」です。
5,天日干し
6,梱包
7,完成!!
にがりとは、海水から塩を抽出する時にできる液体のことです。
海水煮詰めていくと、水分が蒸発し塩が固体となります。
この塩を取り除いたあとの透明の液体が「にがり」 です。
海水から食塩を除いた苦味たっぷりの液体なんです。
にがりの主成分であるマグネシウムは天然の保湿成分。
お風呂にキャップ一杯の、にがりを入れておくと風呂上りの肌を乾燥から防いでくれます。
にがりは、浴槽や風呂釜を傷める危険があるので、入浴に「にがり」を使ったら水道水でしっかりに洗って下さいね!
塩をもっと効果的に作ろうと考え、沖ちゃん塩で飴を作ることを決めました。塩の成分を見て、塩飴の(白)(レモン風味)作ることになりました。疲れた時や、熱中症予防にみなさんに喜ばれています。