「旅行に行くなら、おいしいものもレジャーも楽しみたい!」という欲張りなあなた。そんなあなたにぴったりの観光地が静岡県沼津市です。沼津港ではサバやアジなど海の幸を、愛鷹(あしたか)山麓では銘茶やあしたか牛など山の幸を満喫できます。沼津アルプスでハイキングを楽しむもよし。大瀬崎や井田港周辺ではダイビングだって楽しめちゃうんです。
そんな自然に恵まれた沼津でオリジナルブランド「石塚麦豚」の生産、加工、販売を一手に手がけているのが麦豚工房石塚。石塚麦豚は愛鷹山麓で富士山の湧水の恵みを受けのびのびと育っています。これだけ聞いてもおいしそうな気配がむんむんと伝わってきますが…石塚麦豚に隠されたおいしさの秘密はどうやらこれだけではなさそう。その秘密を一緒に掘り下げてみましょう!
みなさんは「麦豚」と普通の豚の違い、知っていますか。その答えはえさに含まれる麦の割合。通常の豚が5%程度、麦豚は10%程度、えさの中に麦が含まれています。では「石塚麦豚」の麦の割合はどれくらいだと思いますか。正解は18%!麦を多く与えることで、豚がゆっくり育ち、通常は6カ月の肥育期間が1カ月も伸びるんです。この1カ月が豚がおいしくなる魔法の期間。ゆっくり大きく育つことで脂の融点が下がり、うま味成分(オレイン酸)がたっぷり含まれた極上の豚に育ちます。
麦豚工房石塚では、こだわりの石塚麦豚を100%使用してウィンナーやハムなどに加工しています。商品を口に入れた瞬間、真っ先に感じるのは良質な脂の甘味。そして、合いびき肉を原料にした商品にはないあっさりした優しい味が最大の特徴です。一方で、石塚麦豚は肉汁を閉じ込める力が強いのでジューシー感もたっぷり。一つの商品であっさり感とジューシー感が同時に味わえるなんて何という贅沢でしょう。
石塚麦豚のおいしさは、世界的にも認められています。返礼品でお届けする5種類の商品は、ドイツ食肉連盟が主催し130年の歴史をもつハム・ソーセージのオリンピックと称されるIFFA(イーファ)で金賞を受賞しているんです。ぜひ世界が認めた本物の味をご家庭で楽しんでください。
麦豚工房石塚を立ち上げるにあたり、代表取締役の石塚貴久(いしづか たかひさ)さん(写真中央)は、最高の原料を最高の技術で加工したいと考えました。そこで、義理の妹である小野育恵(おの いくえ)さん(写真右)が、業界トップクラスの厚木ハムに赴き嶋崎洋平(しまざき ようへい)さんのもとで修業することに。嶋崎さんは、IFFAで日本人初の3位となった知る人ぞ知る一流職人。小野さんは幼い子ども2人を家族に預け、嶋崎さんの弟子として2年間みっちり修業に専念しました。一流の加工技術を身につけた小野さんは、現在では工場長として麦豚工房石塚をリードしています。
とにかくすべてにこだわる石塚さんは大型製造機械を本場ドイツから仕入れました。本場の機械は何といっても馬力が違います。大型カッターで素早く肉を練り上げることでしっかりと乳化が起こるのが小型機械との一番の違い。乳化は、ウィンナーを食べたときのプリッとした食感を生む必須条件です。本場の設備だから生まれるプリッと食感は、思わず「幸せ」と声が漏れてしまうほど。ぜひあなたも本場の幸せ食感を味わってください!
これだけこだわりが詰まった麦豚工房石塚の商品。ここでは、そのおいしさを最大限に楽しむおすすめの食べ方をご紹介します。
プレミアム粗挽きウィンナーとポークウィンナーは、沸騰したお湯に7分から10分程度浮かべて温めて。ポークウィンナーは、ポトフを作って最後に丸ごと入れると脂の甘味がスープ全体に染み出して絶品です。
チョリソーはそのままでももちろんおいしいですが、ボイルすると辛味が増してよりスパイシーな風味を楽しめますよ。チューリンガーは油を引かずに弱火、または中火で焦げ目がしっかりと付くまで焼きます。皮が破れて、中から脂がじゅわっとあふれてきたら食べごろ。そのまま思いっきりかぶりついちゃいましょう!豚肉本来のうまみがお口いっぱいに広がって、もう…たまらないの一言。ポークソフトサラミは、粒マスタードとの相性抜群!
ビールを片手にドイツ旅行に行った気分で、本場の味をご堪能下さい。
石塚さんは、祖父の代から続く沼津で唯一の養豚農家の3代目。大学卒業後、養豚先進国デンマークに留学し、養豚業を1年間みっちり学びました。帰国後、家業を継いだ石塚さんは、石塚麦豚をより多くの人に届けるため加工販売を行う直営店を開くことを決意します。言葉にすると簡単ですが、養豚農家が直売所を持つことは非常に難しいというのが業界の常識。しかも、石塚麦豚は通常の養豚農家の約3倍の麦を使用することからコストもかかる。これだけたくさんの壁があると、普通なら心が折れてしまいそう……。しかし、石塚さんは違います。「ほかと同じでは意味がない」をモットーに原料、技術、設備のすべてにこだわった直営店を2013年にオープン。現在でもこだわりの石塚麦豚の生産方法を貫いているんです。
「おいしいものを作り続けられなくなるなら、この仕事を辞める」と言い切る石塚さん。その瞳には、石塚麦豚に対する絶対の自信が宿っています。この人の手から生み出される商品がおいしくないわけがない!相手にそう強く思わせるオーラをまとったこだわりの人。一口食べれば、あなたも石塚麦豚と石塚さんのファンになること間違いなしです!