広い土地の確保が難しい美濃加茂市では大規模な農業が難しく、どうしても小規模の兼業農家としての経営が多くなっています。
美濃加茂市の農地を守っているのは兼業で農業をやられている方々であるという現状をふまえ、それならば、それらの方々の事業を守り、支えていくことが美濃加茂市の農業を守っていくことであると考えています。
春見ライスのライスセンターでは、近隣の農家さんより収穫された米をお預かりし、もみの荷受から乾燥・もみすり・選別・出荷までを行っています。お預かりした農家さん一軒ごとに個別で処理をさせていただいていますので、他の米と混ざることなく、『ウチの米』ができあがります。
それは農家さんのごとの米の「ブランド化」を可能にし、「美味しいウチの米」をさらにより良いものにするための意欲に結びついていく。来年はさらにもっといい米を!と、生産者さんの意欲を維持できる環境を整えることが、美濃加茂市の農業全体の利益につながっていきます。
安易な業量の短縮や経費の削減の追求で、生産者の方々の労働環境を悪化させていくことは、良い結果につながらないことは目に見えています。同じように農業に従事してきた人間が考ているからこそ、同業者への敬意を忘れないシステムを構築していきたいと考えています。
「ハツシモ」は、粒が大きく、粘りがさほどありません。梅雨の時期を過ぎても食味の低下が極めて少なく、年中風味が安定しています。
岐阜県美濃地方の岐阜地区・西濃地区で作られる岐阜県を代表する品種で、田植え適期は6月上旬頃、刈取り適期は10月の中下旬頃となります。
栽培する土壌・風土の好みが激しいためか、岐阜県以外ではほとんど栽培されていません。
美濃加茂市の気候・風土はちょうどこの品質の成長条件に合っているようです。
美濃加茂産「ハツシモ」は、春見ライスが栽培から販売までを手掛けている商品です。
春見ライスはスタッフ全員がお米作りから、販売まで一貫したお米のプロを目指しています。
お米マイスター、お米アドバイザー、農産物検査員の資格を取得し、 お米の栽培から食卓に上るまでを責任を持ってサポートします。
長年の経験と資格での基準の両面で安心・安全・高品質なお米作り、さらに美味しいご飯の炊き方など、 お米に関する多くの知識を活かして、お客様のお役にたてるよう努力しています。