現在、日本全体で卵を産む鶏として飼育されている鶏のうち、
約5%のみが「純国産鶏」です。
『純国産鶏さくら鶏』は(株)後藤孵卵場が遺伝子を保有し、
日本の純血種のみで育種改良されています。
日本の風土に根付いた種で、
1年を通して良質な卵を産んでくれます。
昔ながらの「解放型鶏舎」は、自然の風が吹き込み、太陽の光が差し込む鶏舎です。
どのような鶏舎が良いかは鶏に聞いてみないと分かりませんが、
卵を産んでくれる鶏に毎日感謝して、
ストレスのかからないよう常に気を配っています。
(ストレスは卵の生臭さに直結してしまいます。)
当養鶏場鶏舎は鶏の数が少なく、小規模ではありますが全部で4棟あります。
たくさん押し込んで、棟数を減らしたほうが作業も効率化出来ますが、
鶏にとって少しでも快適に過ごしてもらうために1棟あたりの羽数を少なくしています。
これにより、鶏舎内は常に新鮮な空気がいきわたります。
鳥類の鶏にとって「空気(換気)」は、生きる上でとても重要なものだと考えています。
採卵は、すべて手掴みで行っています。
毎日、1羽1羽と顔を合わせる重要な作業です。
採卵と同時に、鶏の様子を確認し、異変がないか観察しています。
毎日行うことによって、病気やケガをいち早く知り、
鶏が健康に過ごせることにも繋がっています。
ゲージで飼育することで、糞尿から鶏を遠ざけて、
細菌による感染症のリスクを減らし、
外敵から襲われるというストレスも軽減してします。
おいしいと言ってもらえる卵を産んでもらうには、
「ストレスを減らしていく」ことが最も重要だと考え、環境づくりをしています。
パプリカ、海藻、オキアミ、ヨモギ、魚粉、
ぶどう搾りかす、木酢液、玄米など配合されており、
黄身はねっとりで、うまみが感じられる卵です。
気温ごとに鶏がごはんを食べる量は変わります。
人間と同様に、夏季は食べる量が減るので、
季節に合わせて配合量も変化させ、鶏に必要な栄養を補っています。