正式名称はアジロンダック。
昔ながらの黒ブドウですが、脱粒性があり、生食用としては人気がなく、一時期はほとんど生産がされていませんでした。
しかし最近ではワインとしての人気が出てきて栽培量も増えてきています。
ベリー系の香りがとても印象的で、渋みも穏やかな飲み易い甘口の軽めの赤ワインです。
甲斐路・デラウェア・紅三尺・ネオマスカット・ミルズのブレンドです。
すっきりとした、やや甘口に仕上がっております。
ワインの酒税法がなかった1938(昭和13)年まで、ぶどう農家は余ったぶどうで身近にある一升瓶や2リットルの醤油瓶・斗瓶・四合瓶サイズの720mlボトルに、どぶろくのようにワインを仕込み飲んでいました。当時は世界基準である750mlボトルの瓶が国内では製造されていなかったのです。海外では750mlボトルの容器が主です。これは最大の消費国であるイギリスで使用されていた単位容量を表すガロンとの関係で、フランスからイギリスへの輸送と輸出の利便性から生まれた数字だそうです。しかし日本では升や合といった単位しかなかったため、720mlボトルは日本特有のボトルサイズとなりました。今でも出回っている一升瓶ワインや720mlボトル(四合瓶)は、その影響が強く残っています。
ふえふき旬感ネット「笛吹の常識!?一升瓶ワイン」特集より抜粋