◇注意事項
※画像はイメージです。
※お届けするのは1本となります。
傘いっぱいに桜の花びらが舞う贅沢な一本です。
「ほぐし織」という特殊な技法で織り上げているため、柄の輪郭がぼやけて、花びらが揺れ動いているように見えます。
丸いシルエットが可愛い16本骨仕様。
和服にも合う傘に仕上がっています。
傘パーツのそれぞれには選んだ意味があります。
長く大切に使える傘にするために、国内で生産されたこだわりの素材を使用しています。
◆指に優しい「線ハジキ」
丸みのある形状になっており、押し込んだときに指を挟まないように工夫された、指に優しい構造になっています。
◆手元:スリムで持ちやすい「ブナの木」
スリムに加工しているため、手にフィットします。
使うほど手に馴染む木製です。
◆傘骨:丈夫で長く使える「カーボンファイバー」
カーボンは錆びに強く、鉄の4分の1の重量でありながら10倍の強度を誇ります。
16本骨ですが、軽い仕上がりになっています。
◆シャフト:舟材にも使われる丈夫な「樫の木」
高い防水性と耐久性を持つ木材。
舟にも使われている素材です。
「ほぐし織」という日本有数の特殊な技法で生地を織り上げています。
通常のプリントと違い、「糸の一本一本に色をつけてから織り上げる」ため、柄のフチに動きがでて水彩画のような柔らかい表情になります。
絵の具のように、色がナチュラルに重なることも魅力です。
大正時代〜昭和時代に流行した着物である「銘仙」にもこの「ほぐし織」の技法が使われています。
舟久保織物は、大正13年創業の織物工場です。
壮大な富士山の麓で傘生地やネクタイ生地、ストール生地など様々な織物を織っています。
不純物の少ない富士山の湧水で染め上げた糸は、鮮やかに発色するため、高級感のある生地に仕上がることが特徴です。
お客様に長く使える傘を提供するため、
素材の仕入れ、生地の製造、傘の縫製に至るまで全て国内で行っています。
昔ながらの製法で作り上げたこだわりの傘をぜひお楽しみください。
「ほぐし織」は手間と時間をかけて丁寧に織られる、全国でも手掛けるところが少ない伝統の織物です。
まず横糸を粗く織り込む仮織りをし、型を使って手染めした後、仮織りした糸を一本一本ほぐして改めて本織りを行います。
プリントでは表現できない奥行きのある表情豊かな織物であり、普通の織物の何倍もの時間と高い技術を要します。
さらに研究を重ねていくことで、ほぐし織の世界はもっと広がっていくと思います。
そして将来的には織物産地・富士吉田の特色の一つとして育てていきたいと考えています。
富士吉田市は、富士山の北側、富士五湖地域の中東部に位置し、標高700~900メートルに市街地を形成する高原都市です。古くから富士山信仰の町として栄え、現在でも多くの登山者が富士山頂を目指し吉田口登山道を利用しています。また、明治以降、織物が近代産業として脚光を浴びて以来、富士山の湧き水による先染め織物は本市を代表する特産品です。
富士山の雄大な自然環境は、市民にかぎりない恩恵を与えてくれています。富士吉田市では、富士山の恵み守り、後世に残していくため、ふるさと振興事業などさまざまな街づくりに取り組んでいます。