印伝は柔らかく軽い鹿革と、時とともに色合いが変わる漆との調和により、使い込むほど独特の風合いが出てきます。
・漆は長時間日光(紫外線)にあたると光沢が失われることがあります。
・漆は加工の過程で割れが生じる場合があります。また、欠けたり剥がれたりすることがあります。
折り曲げたり、引っ掻いたりした場合も同様です。
・鹿革は角ズレなどによる傷がありますが、天然の証しとして活かされます。
・鹿革はご使用中に表皮が起きたり、擦ったりすると傷つくことがあります。
・鹿革は一枚ごとに肌の性質が異なるため、浸染による色調に多少差異が生じます。また、部分的に色ムラが生じることもあります。
・鹿革は日光や照明、経年変化で変色したり、色あせすることがあります。
・陰室にて完全に乾燥させておりますので、漆によるカブレの心配はほとんどありませんが、体質などによりごく稀にカブレが生じることがあります。その場合は使用を中止して、医師にご相談ください。
・鹿革本来の持ち味を活かすため、特別の色止め加工は施しておりません。そのため、汗や水、摩擦などにより、風合いが変化したり、革の染料が衣服に色移りすることがあります。
甲府市は、昇仙峡や美しい山々があり、四季折々の花が咲き、ぶどうやももなどの果物が実り、自然豊かなワイン発祥の地であります。
また、武田信玄公(2021年に生誕500年を迎えます)や甲府城、太宰治に山崎方代など、歴史と文学浪漫あふれる甲斐の国です。
さらに、世界に誇る宝飾技術や甲州印伝などの伝統工芸があり、その「匠の技」を大切に次世代に引き継いでいきます。