【1回目】越前仕立て汐うに
日本海沿岸でとれた国産バフンウニの卵巣のみを使用し、塩を振り、水分を落とし熟成して仕上げます。余分なものは一切加えず、100gの製品を仕上げるのに100個以上のバフンウニの卵巣を使用しており、ねっとりと濃厚な味わいです。小指の先ほどの汐うにを少量ずつお召上がりください。まろやかな熟成と深い磯の香り、ねっとりと濃厚な雲丹の余韻をお楽しみ頂けます。炊き立てのご飯に汐うにをのせ、焼きのりで巻いて頂くとまた格別です。
【2回目】粉うに
粉うには、越前仕立て汐うにを乾燥して旨味を凝縮し粉状にした、磯の香り濃い雲丹のふりかけです。バフンウニと塩だけで作り、100gの粉うにを作るのに200から300個のバフンウニを必要とします。炊きたてのご飯にふりかけてお召し上がりください。湯気で少しずつ乾燥状態から戻り、次第に磯の香りが広がります。また、バタートースト、パスタやお刺身にかけても美味。ワインに合わせていただくのもおすすめです。
【3回目】干うに
干うにの製法は、天たつ当主へと代々受け継がれ、近年になりましてから製造を復活させた他店にはない一品。北海道産のバフンウニを干し上げ、ほっくりとした食感に仕上げました。その味は甘味濃く、磯の旨味が凝縮された一品。冷酒の肴、ワインのおつまみに美味しくお召し上がりいただけます。チーズとの相性が良く、クリームチーズの上に干うにを一粒のせていただき、冷えた白ワインと一緒にお召し上がり頂くと格段の美味しさです。
【4回目】若狭かれい一夜干し
「日本山海名産図絵」の中で「淡乾の品多しとはいえども是天下の出類、雲上の珍美ともいうべし」その身の美味さ、右に出るものなしと称され、味の良さから京都でも古くから重宝されてきた若狭かれい。冷蔵庫で5~6時間置き、解凍してから香ばしく焼いてお召し上がりください。上品な旨味の若狭かれい。じっくりと焼いて、こんがりキツネ色がついた頃が一番美味です。若狭かれいの香ばしい磯の香りと旨味豊かな滋味は、お酒の肴にもおすすめです。
【5回目】越前甘えび昆布〆
福井県の三国港、越前港で水揚げされた天然の甘えびを使用。昆布は、北海道産の天然真昆布を温度と湿度を管理して1から3年間寝かせ旨味成分を凝縮させて使用します。甘えびの旨味と甘味をひきたてる程度のシメ具合で新鮮な天然甘えびの身の持つ甘味、旨味を存分に味わうことができます。旨味がしっかりと染み込んでいるため、お醤油をつけずにそのまま、もしくはワサビだけを付けてお召し上がりください。
【6回目】銀だら西京漬
京都の老舗味噌店の味噌を使用。甘味料を使用しないこの味噌は、芳醇で甘味も強く後味がさっぱりしています。この味噌に、米どころ福井県の地酒酒粕を加え、まろやかで焼き上がりが香ばしい味噌に仕上げました。通常の西京味噌に比べ塩分をおさえ、米こうじを多く使い、自然な甘味を引き出した味噌です。この自然な甘味が、脂ののった銀だらと非常に相性が良く、格別に美味しい西京漬けに仕上がりました。