能登牛(のとうし)とは
能登牛とは、石川県内の生産から販売・流通に至る関係団体で構成する「能登牛銘柄推進協議会」が、平成7年(1995年)に規約を作成し、これに基づいて認定したもので以下の基準を満たしたものをいいます。
能登牛の基準
・黒毛和種(血統が明確であるもの)
・石川県内が最終飼養地で、石川県内での飼養期間が最長
・肉質等級はA3以上またはB3以上
能登牛のおいしさ
能登牛は、能登の美しい自然と潮風が吹く素朴な風土で丹誠込めて育てられています。
肉質はきめ細やかく上品な脂が特徴です。牛肉のやわらかさや香りは脂肪の中に含まれる「オレイン酸」の含有率で変わります。この値が高いほど、とろけるような食感が味わえるとされています。
能登牛は和牛のオリンピックとも呼ばれる「第9回全国和牛能力共進会」で、このオレイン酸の含有率が最も多く、脂肪の質に優れていたので「特別賞」を受賞しました。
能登牛の歴史
先祖は加賀藩の製塩と薪炭搬出で活躍。ルーツは但馬牛に行きつく
「能登牛(のとうし)」は、平成23年6月、世界農業遺産に認定された、能登の美しい自然や素朴な風土によって丹誠込めて育てられています。能登牛のルーツは、一般的には、寛永3年(1627年)に加賀藩の三代藩主前田利常が、能登半島の外浦一帯に製塩業を推進、その製塩や薪炭を搬出する際に活躍した役牛を繁殖したのが始まりとされています。
全国ブランドに名を連ねる黒毛和牛の大半は、兵庫県や山陰地方などから仕入れた種牛がルーツになっています。能登牛は、明治25年(1892年)に兵庫県の但馬地方から仕入れた3頭の種雄牛がルーツで、大正13年(1924年)には鳥取県から8頭の牛を導入し、その後毎年計画的に導入した牛が、能登牛の元祖になったと考えられています。この頃は主に農耕用を目的とした四肢、前駆が屈強な牛が導入されていました。
石川県が兵庫県美方郡から種雄牛を1頭仕入れた昭和9年ころから、霜降りが入った上質な肉ができる資質型の兵庫系と、体が大きくなる体積型の鳥取系の和牛一代雑種の生産が奨励され、これが体積に富み、資質良好な和牛として高く評価されました。
現在の能登牛は、この和牛一代雑種にさらに兵庫系の雄牛を交配し、和牛の改良を目指したものがベースになっており、肉質のきめの細かい、良質のブランド和牛として高く評価されるまでになっています。
有限会社 駒寄ミート
子牛から一貫して育てています。
お客様に食べて「おいしい」と感じていただけるように、仕入れから販売まで誠心誠意、頑張っています。
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