加賀茶発祥の地、小松
加賀前田家三代前田利常は、歴代藩主中傑出した業績を残した大名として、現在まで高く評価されています。利常が隠居して小松城に居住した19年の間、利常はさまざまな産業の育成を進めました。
その一つがお茶の栽培です。当時加賀藩内で消費されるお茶は全て他国からの移入品でしたが、利常は産業振興の一つとしてお茶の栽培に目をつけ、小松付近で盛んになり多くの茶畑が開かれました。
棒茶の由来
明治時代になると加賀地方は全国でも有数のお茶の産地でありました。
しかし、雪の多い寒冷な気候のため秋番茶が摘採出来ないことに加え、良品はそのほとんどが欧米向けに輸出されてしまうため庶民の日常のお茶は不足しがちでした。
棒茶はその様な日常のお茶を賄うため、お茶の茎の部分を材料に独自の製法により考案された加賀地方発祥のほうじ茶です。
他のお茶では味わえない独自の香味があり現在でも加賀地方の食生活に欠かせないお茶となっています。
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