●黒いススが残ってしまう場合がありますが、これは化学反応で発生した酸化鉄で、人体に影響はありません。
●若干の黒染めムラにより、一点一点表情が異なります。
●製造工程上の治具跡や液ダレ跡が残る場合があります。
●黒染めに触れる成分によっては、化学反応を起こし、金属の斑点が出る場合があります。
●油分・水分が残っていると、シミやサビの原因になります。
●硬い物や鋭利な物でこすると黒染めが薄くなることがあります。
●汚れが付着したまま放置すると、変色やサビの原因になります。
「金属の黒染め」と聞いて、ピンと来る方はとても少ないと思います。
金属を染める?黒く染める?
はい、その字の如く「金属の黒染め」とは、布を染めるように液の中に金属を浸けて黒く染める技術です。
●それはどうやって?
黒染め液をぐつぐつ煮立てて、中に金属を入れ、化学反応を起こして黒く染めます。
その際に、金属の表面に酸化皮膜と呼ばれる膜ができ、黒くなります。
この黒い酸化皮膜は、簡単に言うと「黒サビ」です。
よく見る赤いサビは金属を脆くしてしまいますが、この「黒サビ」は金属を脆くさせる事なく、更に赤サビを防いでくれます。
その他に、黒くする事によって反射を防いだり、デザイン性をあげたりします。
●塗装との違いは?
塗装は製品に上塗りするのに対して、黒染めは内面への浸透部分も含めて1ミクロン(1/1000mm)の薄さで変色させています。
例えるなら塗装は「お化粧」黒染めは「日焼け」というイメージが近いかもしれません。
物の寸法変化がないので、寸法を変えたくない精密部品にも施されます。
膜の厚さが非常に薄く、部分的にムラが出るなどの一方で、金属の風合いを生かした仕上がりが可能です。
光沢のある金属は光沢のある黒に。マットな金属はマットな黒に仕上がります。
黒染め液も日々変化し、物によって、処理方法によって、色々な表情を見せてくれます。
塗装のように均一な美しさはありませんが、黒染めにしか出せない味のある美しさ、使う人によって変化する面白味があります。
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