房州びわの産地、富浦地区にある南房総市立富浦小学校では、例年、収穫と販売を体験する「びわ授業」行なっています。
6年生が丹精込めて育て収穫、厳選をしたびわを、自ら道の駅「とみうら枇杷倶楽部」で販売をしています。
「びわ授業」は地域に誇りと愛着を持ってもらう一環として実施しており、地域の青年びわ農家でつくる枇杷研究会に教わりながら、12月には摘花、4月に袋かけ、下草刈りなどをして育てています。
今年、私たちのびわ作り体験は、休校の影響で少ししかできませんでしたが、ビワ農家の方に教えてもらいながら花もぎや収穫をすることができました。
学校で収穫したビワを家に持ち帰り、家族みんなで食べたら、妹が「おいしい」と笑顔で言ってくれました。私も小さいころからビワは大好きだったけれど、ビワ農家の方に作り方を教えてもらい、クラスメイトと収穫したビワは特別においしかったです。
ビワ農家さんは、昨年台風で大きな被害を受けました。それでもビワ農家さんが一生けん命一つ一つ心をこめてビワ作りをしている事がわかりました。
「みんながおいしいと言ってくれるから頑張れる。」
という言葉が印象に残っています。
私にとって宝物のような存在のビワが、台風で被害を受けた事はとても悲しいです。私は一刻も早くビワ山が復興し、またみんなで笑顔でビワを食べたいと願っています。