慶応2年(1866年)創業の宮崎酒造店では、上総丘陵から湧き出る清水と磨き込んだ酒造米を原料とし、昔ながらの手造りの良き伝統を守りつつ、地酒「峯の精」を醸出しております。
所在地の小字が峯であることから、「峯で生まれたまじりけのないすぐれたもの」の意味で、銘柄を「峯の精」と称しておりますが、「精」は米を搗いて白くしたもの、あるいは不思議な力を持つ酒などの意味も合わせもっております。
私どもが常に良心的な酒造りに努めておりますことは、普通酒の金印清酒でも精米歩合70%と非常に高い平均製白歩合を誇っておりますことからも御推察いただけるものと思います。
春には粗削りながらも若々しい新酒、夏にはつめたく冷やした吟醸酒、秋には山吹色に熟成したまろやかな純米酒、冬には芯から温まる燗酒と、季節により日本酒の楽しみ方も様々ですが、どの季節にもぜひ一献、白く磨いた米から生まれた純な地酒「峯の精」をお楽しみくださいますようお願い申し上げます。
店主 敬白