柔らかく深みのある音色を追及しハンドメイド“マエスタ”で培われた技術を生かしてつくられる、管体銀製エレガンテ。座金・ポスト、接続管の上下のリングなどにシルバーを採用し、より総銀製に近いつくりになっています。管体はメッキを施していない研磨のみで仕上げる「無垢」のシルバーを採用しています。 そうすることで限りなくハンドメイドに近い音色を得られ、ピュアな銀の持つ音を最大限に引き出しています。
頭部管はVivoを採用しています。 より豊かな音量とバランスの良い吹奏感、幅広いダイナミクスレンジを誇ります。カーヴドテーパーの特徴が良く表れた、吹きやすさと表現力の絶妙なバランス。まさに新しい時代のパールフルートのスタンダードな頭部管です。
フルートを使い込むにつれ、Aキィ(Aisレバー)の動きが悪くなったというトラブルをよく耳にしますが、これはB♭キィ(左手中指)を酷使することによって生じるものです。またフルートのメカニズムは、F#キィのとなりにあるメイン・ポストにおいてとりわけ傷みやすいものです。パールの”一本芯金”は上のC#(左手人差し指)からメイン・ポストに至るまで、一本の芯金を通すことによってそのトラブルを解消。その結果、メカニズムの信頼性が高まり、感触もよく、さらには調整、メンテナンスなどがスムーズに行えるようになります。これはまさに、フルートの進化を促した画期的な改良と評価されています。
(※フルート全モデルに採用)