1971年に館山駅東口にレストランとして創業しました。当時は洋食の店が少ない時代。駅前のにぎわいも手伝って 多くのお客様にご来店いただいたおりました。
その中で『締めくくりのコーヒーも料理だから、もっと美味しいものを出したい』 という思いから焙煎機を導入。自家焙煎珈琲を始め、焼きたての豆から淹れたてコーヒーを提供し、
それに伴い豆の販売も始めました。
その後、現在の場所に店舗を構え、レストランからコーヒー専門店になって久しい今で、前述の『もっと美味しいコーヒーを出したい』という思いは変わっていません。
▼ 珈琲館サルビアの公式ホームページ
http://www.salvia-coffee.com/
固定された農園からではなく、素材のもつ成分の量、豆の粒の大きさ、 産地の高度、栽培技術、製造技術などのレベルの高い商品をメインに考え、その年に質の高いコーヒーを栽培している農園から、目的の銘柄を輸入することにより、毎年質の高いコーヒー豆を販売できるようにしています。
当店は10kg直下式ロースターにて焙煎しております。
10kg以下の小型ロースターですと窯の蓄熱が弱く芯まで焼ける前に表面が焼けすぎてしまい、芯まで焼こうとすると全体の熱量が低くなりすぎてしまいます。
10kg以上の大型のロースターは窯自体が大きすぎて蓄熱が足りず香ばしさが低くなってしまうので、当店は10kgがベストという結論に至っております。
また当店はロースターに独自の改良を施しており、ガスバーナーやバーナーの台を独自に作製したものを使用し、焙煎する品目ごとに数種類のガスバーナーを使い分けて焙煎しております。
また吸気口と排気口、オリジナルの煙突を作成し経口や長さや曲がり具合なども日々研究を重ねております。
もはやブレンドの常識ですが、種類ごとにベストな仕上がりがありますので、個別に焙煎します。
同じ種類の豆であっても、収穫される木の育成年数や時期や水分量などで、焙煎時間が異なります。
また味も全く同じではないので、秒単位での焙煎時間を調整して同じ味に仕上がるようにします。
配合の調整豆と合わせて同じ味に仕上げる技術です。
ハンドピックという作業は一般的ですが、当店はハンドピックする基準をかなり厳しくしております。
色彩選別機で大まかに欠点豆を選別して、仕上げはしっかりと一粒一粒目で確認しながら、ハンドピッカーという自作の爪を使い、人の手で取り除きます。
種類にもよりますが、欠点豆の宝庫のようなモカ系は、1人で8kg仕上げるのにハンドピックだけで1時間ぐらいかけて選別しています。
単純に黄色い豆だけではなく、 微妙に豆の端が黄色い豆、表はしっかり焼けていても裏が焼けすぎている、焼き斑のある豆など徹底的にハンドピックします
こうして、念入りに選別するため、欠点豆が限りなくゼロに近いので、しっかりとした深い味わいでいて、スッキリとした飲み口のコーヒーに仕上がります。
しっかりと焼けていなかったり、焼き斑が多い豆は劣化速度も速いので賞味期限が短くなりますが、当店のコーヒーは時間の経過での劣化速度化遅く、40日程度は美味しいコーヒーを楽しめます。