埼玉県は昔から小麦の産地として知られ、小麦を加工した特産品がたくさんあります。
その中で、うどん・麦みそ・醤油はその代表で当社ではその良質な埼玉県産小麦を使用し
大正12年創業以来一貫して、伝統技術を守りながら醤油づくりに励んでおります。
醤油づくりには温暖な気候ときれいな水が必要とされてますが、埼玉県は全国的にも晴れた日が多く温暖で、また当社の近くには埼玉県内でも最もきれいな川として知られる高麗川が流れており、醤油づくりの適地と言えます。この恵まれた自然環境の中で天然醸造によりじっくり時間がかけられた醤油は旨みが多くコクが違います。
「醤油は食品だから安心して口に入れられるものでなくてはいけない、調味料だからうまくなければ意味がない」
この事を常に考えながら醤油づくりを行っております。
弓削多醤油では、国産大豆、国産小麦を使用し伝統技術を守りながら醤油づくりを行っております。国産大豆はタンパク質が多く、タンパク質はうま味の成分となるアミノ酸へと変化していくため、油分の多い外国産大豆よりもうま味が多い醤油を作ることができます。
さらに、木桶を使用して醸造を行っております。木桶には醗酵に必要な無数の菌が住み着いており、蔵独自の味の醤油を作ることが出来ます。弓削多醤油ではこの木桶を大切に使うことでより美味しい醤油づくりをしています。
有機醤油は、iTQiと呼ばれる国際味覚審査機構が主催する、食品審査会優秀味覚賞で2012年~現在2016年まで5年連続で3ツ星を頂いております。
審査をするのはヨーロッパで権威のある12の調理師協会や国際ソムリエ協会に所属する一流のシェフやソムリエで、その中で全体の評価が90%以上の極めて優秀な製品に与えられます。世界に認められた高品質の味を是非、ご賞味ください。
弓削多醤油で使用している木桶。高さと直径が2m30cmあり、最大で9000リットル入れられます。古いものは100年以上使用している桶もあります。
仕込み蔵 蔵には29本の木桶があり、もろみを1年以上かけて醗酵と熟成をさせていきます。
仕込んだばかりのもろみ。
1年かけて醗酵と熟成をさせたもろみ 白っぽいもろみが茶色く変化します。
出来上がったもろみは1枚1枚布につつまれ、搾り機で醤油だけを搾ります。
出来上がった醤油 ※写真は有機しょうゆ