福島県東部を南北に走るあぶくま高原の中央に位置する田村市。山間地では伝統食材として古くからエゴマが栽培され、すり潰してお餅やうどんなどの料理に使われてきました。地元では食べると「十年長生きする」との意味から「じゅうねん」と呼ばれて親しまれています。
肥料と農薬を使わないことにこだわってエゴマを育てています。エゴマの実は油分水分を多く含み皮が薄いため傷みやすいことから、機械化が進まず、刈取り・収穫を全て手作業で行っています。また、実に傷がつくと中の油分が酸化してしまい風味が落ちてしまうので、傷ついた実なども一つ一つ手で分別しています。
手間がかかるエゴマですが、全国の皆さんに喜んでもらえるよう一つ一つ丁寧に、誇りを持ってエゴマ油を作っています。