福島県東部を南北に走るあぶくま高原の中央に位置する田村市。山間地では伝統食材として古くからエゴマが栽培され、すり潰してお餅やうどんなどの料理に使われてきました。地元では食べると「十年長生きする」との意味から「じゅうねん」と呼ばれて親しまれています。近年、血中中性脂肪を下げる、血栓防止、高血圧予防などが期待されるとして注目されている「α-リノレン酸」を多く含む食物としてこのエゴマが注目されています。このエゴマを全国の皆さんにお届けするため活動している「船引町生活研究グループエゴマ部」をご紹介します。
肥料と農薬を使わないことにこだわってエゴマを育てています。エゴマの実は油分水分を多く含み皮が薄いため傷みやすいことから、機械を使わず、刈取り・収穫を全て手作業で行っています。また、実に傷がつくと中の油分が酸化してしまい風味が落ちてしまうので、傷ついた実なども一つ一つ手で分別しています。
手間がかかるエゴマですが、全国の皆さんに喜んでもらえるよう一つ一つ丁寧に、誇りを持ってエゴマ油を作っています。
農薬や肥料を使わず栽培したエゴマから油を搾るまで大変な手間と労力がかけています。エゴマ油も昔ながらの圧搾製法にこだわって一つ一つ作っています。エゴマを使ったレシピ集もあわせてお送りします。ぜひエゴマ油をお試しください。